予定通り27日の午後3時55分静岡駅着。
改札から車までの間で早速聞く。「グラブ持ってきた!」
そしたらふたつ返事で「持ってきました。」。
いきなりだったので、少しよそよそしくなってしまったのか、それとももう小学校4年来春は5年である、そんな年頃か・・・、などと一瞬考えたが、とにかく、予想通りグラブを持ってきた。
その後車を走らせ、家に着いたのが午後4時40分ごろ。
彼は車から出ると荷物をジイ、バアに渡すなり、おじさんボールある?と言ってきた。
以前彼とキャッチボールしたときのボールが、たしかあったはずだが、思い出せない。
ただし、おそらくRickの格好のおもちゃとなり、どこかの草むらに転がっている。もし見つかっても使えないと考え、ないと答える。
そういえば、ボールを買うのにひと苦労であった前回の記憶がよみがえる。
http://blog.goo.ne.jp/oishi21/d/20060806
しかし今回は、カインズホームは開店している。しかも真っ先に俺買ってくるよと私の妹(彼の母親)からお金をもらい、一目散でカインズホームへ向かった。彼の足では、2分もすればつく距離。
小学生が1年も経つと、行動も、考えも積極的になる。
これはキャッチボールが楽しみだ、と彼がボールを買ってくるまでの間Rickと庭先で待ち続けた。
ただし、気になることがあった。もうすでに午後5時近く、あたりは薄暗くなってきた。家の影の部分などはすでに暗い、といった感じである。
作業所の明かりをつけたが、あまり役に立ちそうもない。
そのうち彼が帰ってきて、ニューボールで早速キャッチボール。
ただし、案の定、すでに7メートルくらい離れた彼の顔の輪郭がぼやけている状態。
まあ、軽いキャッチボール程度なら大丈夫だろうと、さあこいとばかりに胸元へグローブを構えた次の瞬間、白いものがそのグローブめがけまっすぐに向かってきた。
私は、一瞬顔をそむけ、たじろぎながらかろうじてグローブで白いものをつかんだ。
彼の速球であった。それはないよ!!!
こちらは、1年半前のふんわりボールを想像していた。しかもあの時しっかり教えたはずだが、ボールの投げ始めは肩が温まるまで、スローボールをまず投げることと言ってあった。
それが、いきなりの剛速球。たまたま運良く(!?)なのか、彼のコントロールがいいのかわからないが、構えた私のグローブに直進してきたからいいようなものを、少しでもそれていれば、確実に私の体のどこかに当たっていただろう。
それにしても、考えてみれば彼も野球少年団に入って1年半。体も技術も急成長であることは想像できる。
とはいえ、彼のボールをとるには条件が悪すぎる!
庭先の一番距離をとったところでせいぜい7、8メートル。しかももう暗い。彼はまだ大丈夫見えるよ!というが、こちらはもう目がしょぼしょぼ。
こんな感じでやろうと教えるためにふんわりと返したが、次のボールも先ほどと同じ、いやそれ以上の剛速球。
1球目は遠慮したのか、2球目は確実にスピードを増している。きっと私とキャッチボールをしたかっったので、最初から気合が入っているのだろう!?
2球目も構えたグラブめがけてボールがきてくれたので体には当たらなかったが、今度はボールをつかめない。速さで落球である。
もうこれ以上やったら、どんなことになるか心配なので、恐る恐る今日はもう暗いから明日にしよう、と言って終了した。彼はまだ十分見えると思っていたようだが、こちらの狼狽ぶりを見て(?)承知してくれた。
ただし、約束した明日は、実はまだ仕事の日。仕事から帰ってくればもう暗く、したがって、ようやく休みとなる今日の29日に再開と思ったが、今のところあいにくの雨。
こんなことなら、あの時後2、3球とっていればよかったなどと一瞬考えたが、顔にボールをぶつけ、野球好きのおじさんの面目が丸つぶれになっていただろう。
今日は天気予報では午後から晴れ。それまでは、大掃除もしなければならず、結局いい具合である。
今日の午後、改めて、彼の直球を受けてみる。
「一年間ありがとうございました。 来年もよろしくお願いします!
いや~温故知新さん、いそがしい毎日でしたね~
コンサートも大成功だったみたいで。いい一年でしたね。
また近々一杯やりましょう! 倶楽部ラブラドールで・・・。