このところ、平日の大谷選手のゲームを3試合ほど見ることができた。
ただ、残念なのは、大谷選手が二刀流として出場した試合は見ることができなかった。
二刀流の試合は、チームの連敗を止める活躍、投げては二桁三振、打っては、自らタイムリーヒットを飛ばし、投げて打って、まさに獅子奮迅の活躍ぶり・・・。
ところが、私が見た打者だけの出場の3試合は、目立った活躍ぶりを見ることがなかった、というか、ヒットがなく、また三振が多い試合ばかり。
その中で、個人的に思ったのが、三振にしても、凡打にしても、なんとなくバッテリーの作戦勝ちのような気がする。
バッターの大谷選手に対するバッテリーの配給パターンが、第1球目と第2球目が同じケースが多くあった。
第1球目がフォーシームのコーナーギリギリのストライクなら、ピッチャーは、第2球目も同じ球種、コースに投げ込み2球でツーストライクとなる。
そして、3球目は変化球で体勢を乱しながら無理して打って凡打、あるいは見逃しの三振・・・。
そんな場面が数多く見られた。
第2球目は大谷選手は振らないとバッテリーに研究されているのか・・・。
7月の大谷選手の打撃成績は芳しくない。昨年の前半戦のホームランの勢いは、今は鳴りを潜めている。
昨年のホームラン量産体制の時の大谷選手は、1球目だろうと2球目だろうと、ストライクには素直にバットが出ていたように見えた。
ところが今年は、なかなかバットが出ていないように感じる。そして、見逃しの三振の時は、いやいや違うボールだよと審判をちらっと見て、首を振りながらベンチに戻っていく姿・・・。
各球審のストライクゾーンに悩まされているようだが、それでも昨年はそれを乗り越え、バットスイングはシャープに、かつ豪快だったが・・・。
二刀流の時は、ピッチングもバッティングも冴える大谷選手。
二刀流がプレーのリズムに効果をもたらすなら、毎日二刀流でもよさそうだが、それでは体を壊してしまう。
まあ前半戦の折り返し地点、これから修正して、目の覚めるようなホームランを後半量産していくだろう・・・。