印象に残った審判No9
「中体連地区大会1回戦」
平成18年7月1日(土)
場所:牧之原市榛原中学グラウンド
対戦(得点):榛原中学(4)対 焼津港中学(0)
試合時間:2時間30分
天気:曇り
担当:1塁
特記事項:ランナー1塁。バッターバントチップがキャッチャーのミット、胸に当たり捕球。1塁に送球ランナータッチ。
球審のファウルのコールがわからず、地面に落ちなかったので、ランナーをアウトにしたが、冷静に、球審のコール、胸かミットかを判断する必要あり。
【その1】
他の審判に助けられていながら、他の審判のフォローにならなかった、私のH18年度最大の失敗ケースが、中体連の大会であった。
この日は、各支部の予選を勝ち進んできたチームが、上位大会を目指す中間の地区大会。最終は、県大会、東海大会を経て全国大会に続く、3年生にとってもっとも大事な大会である。
そんな試合で、私は1塁を担当した。対戦は地元榛原中学と焼津港中学。そして会場は、榛原中学ということで、榛原中学としては有利な状況であった。
その榛原中学が先制点を取って有利に試合を運んでいたが、中盤相手チームの先頭打者がヒットで1塁に出て、少し榛原中学としては形勢が怪しくなっていたときであった。
次の打者は、確実にランナーを進めるため、バントを試みる。しかし、球威に押され、バントは失敗。
ただし不思議(!!!)なことに、そのファウルチップは鋭くキャッチャーのグラブをかすめ、そのあと胸に当たり、跳ね返ったボールがちょうどうまくミットの中に納まったのであった。
そして、キャッチャーは、1塁を飛び出しているランナーを見て、すかさず1塁手に送球。それを見たランナーは1塁に戻るが、送球のほうが早くタッチ。
タイミングとしてアウトのため、私は間髪入れずアウトのジャッジ。
一瞬のうちにバッターはストライクカウントとともに、ランナーはアウトになり、試合の流れが大きく変わったケースであった。
これは、よく問答集にある、ファウルチップが最初キャッチャーのミットに当たったのか、その他の場所かで、その球を捕球した場合の判定をアウトかファウルボールかにするケースである。
今回の試合の場合は、チップが最初触れたのがキャッチャーのミットであったので、これはストライクである。
また、その捕球したボールはインプレーであり、1塁を飛び出したランナーにタッチすればアウトとなるもので、私のジャッジ自体は問題とならないものである。
しかしである、実は、このとき球審はファウルを宣言していたのである。
つづく・・・
By チーボー
チーボーさんからコメントがありました。いつもながらの人生訓!
ありがたいことと思います。
それにしても、ここのところ、いやにチーボーさんからのコンタクト数が上昇しています。
それだけ、今の環境に充実しているということかな?! OK! OK!
「110番」の歌詞を是非知りたいです。
チーボーさん、メールにでも送信してください。