のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

漬物の気持ち

2006年12月10日 | アグリママ
先日まで芋がらが干されていたところに大根が干されています。たくあん漬け用です。漬物も道の駅直売所に出荷しているのですが、漬物はわが家の祖父母、じいじとばあばの担当です。この秋は大根が育ちすぎてしまって、老夫婦にとっては吊るすのも一仕事でした。

道の駅直売所の漬物は、当初、数軒しか出荷していなかったのですが、最近は野菜が低価格なこともあって10軒以上の農家が直売所に出荷しています。それだけ直売所では漬物が売れているともいえます。農家間の競い合いもありますので、品数は20種類以上にもなります。わが家のたくあんも売れてほしいものです。

昨夜、居酒屋での人気商品ベスト3がラジオで話題になっていました。調査がどの程度の信憑性のものかはわかりませんが、たしか1位が焼き鳥、2位がから揚げ。さて3位は何かといえば、漬物だそうです。「なるほど」と「えっ?」との二つが入り混じった印象でした。

かつて漬物というのは、それぞれの家にそれぞれの漬物があって、お袋の味の一つだったはずです。漬物を作ることは外部化されてしまっているのですが、体のどこかで漬物を欲するDNAはまだ残っているようですが、さて…

漬物さん、どうよ。あなたの立場はどうなのよ。…漬物の気持ちをちょっと聞いてみたくなりました。