信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

近隣のサクラの見分け

2023年03月18日 | 山野草

日本のサクラの種類で基本となる10(11)種類のうち、近隣には7種類があります。


あちこちで花の便りが聞こえますので、見分け方を整理して待ちます。


サクラの見分けでよく知られているのは、「花が先」か「花と葉と同時」かです。
「花が先」は、ソメイヨシノの母親でもあるエドヒガン、他の6種は同時です。


長い軸に花柄が間隔をあけてつく総状花序のサクラは、ミヤマザクラだけです。


サクラの花は、少し離れて見て、その美しさに和みをもらいます。
そして、近づいて花を下から覗いて見て、名前を教えてもらいます。


花柄、萼筒、萼片の特徴は見分けの大きなポイントになります。


花の終わった後は、葉が見分けのポイントになります。
山に咲くサクラは、ふつう“やまざくら”と呼ばれていますが・・・
近隣の山に多いサクラはカスミザクラで、本来のヤマザクラはありません。
両種はよく似ていますが、花柄や葉柄の毛の有無で見分けられます。


葉の縁のギザギザしている鋸歯(きょし)の形や毛も決め手になります。



蜜腺のつく位置は、花後の分かり易い見分けポイントです。
ミヤマザクラとタカネザクラの花後の見分けは、蜜腺と葉柄の毛です。


冬芽や若い枝も、いろいろな情報を教えてくれます。
今朝は雨ですが、信州もサクラの花時が間近、うきうきしてきます。
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