信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

早春キンポウゲ科3種

2023年03月11日 | 山野草

ぽかぽか陽気に誘われて、千曲市戸倉日影平を訪ねました。
キンポウゲ科のセツブンソウ(節分草)の群生地です。


花弁にみえる萼片は、ふつう5個ですが、5-8個で八重もあります。
セツブンソウの花見の楽しみの一つは、変り花探しです。


茎葉は、柄のない2個が花のすぐ下につきます。
花は、白色の萼片、黄色い花弁変りの蜜腺、青紫色の葯、赤紫色の雌しべです。


午後からは上田市武石余里をまわりました。
キンポウゲ科のフクジュソウ(福寿草)が、早春の斜面を彩りました。


蜜を持たないので、花弁を丸めて太陽の光を集め、暖を提供して昆虫を集めます。
花の中を歩きまわる昆虫、知ってか知らずか、花粉を媒介しています。


花弁の裏側に、身を潜めるかのような素振りのクモがいます。
暖まりに来る昆虫を待ち構えているのでしょうか。


昨日は、佐久市のヒノキ林を訪れました
キンポウゲ科のセリバオウレン(芹葉黄連)が花の盛りです。


朝までの雨で花には水玉が残っています。
この花は両性花で、中心が雌しべで白色のぼんぼりが雄しべです。


純白の雄花、中心に退化した雌しべが残り淡い紅色に見える雄花もあります。
外側には花弁状の萼片が5-6個、その中側のへら状が花弁で10個ほどあります。


陽があたり、雨露が乾き始めてくると、たくさんのハチの仲間がやってきました。
セリバオウレンの蜜のありかをハチさんに教わろうと粘ったのですが?でした。
コメント
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