信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

秋の山に咲くラン

2016年10月01日 | 山野草

以前教えていただいた「カイサカネラン」を訪ねると小さな株が迎えてくれました。
環境省2015年版絶滅危惧種1A類に指定されている希少種だそうです。
腐生植物とのことですが、わずかに緑を帯びており、葉緑素を持っているのでしょうか。


腐生植物でトラキチラン属の「アオキラン」、うっそうとした落葉樹林内に咲いていました。
以前は見られたという場所からの帰り道、偶然に見つけ、嬉しくて舞い上がりました。
このランも絶滅危惧種1A類、めったに出会えることはない貴重種とのことです。


淡褐色の地に赤紫色の斑点を有し、ずんぐりとした距が特徴的です(画像左側の中心)。
右画像は花の正面、ガク片と花弁は先が尖り気味、花の中心に距の入口が見えます。
枯れ枝的な色合いの目立たないランですが、近くで見るとなんとも魅力的です。


実に奇妙なこの物体、ウインナーソーゼージや赤いアケビではありません。


2015年8月2日に開花状況をアップした「ツチアケビ」で、これが名前の由来の姿です。
獣の食害や人間の踏みつけ防止のためなのか、保護用の金網がかけられています。
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