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信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

小噴火で緊迫の山道口

2015年06月20日 | 

長野県と群馬県境にある浅間山(標高2568m)の活動が気になる毎日です。
画像は17日の信濃毎日新聞の朝刊、16日の浅間山噴火が一面に掲載されています。
昨日(19日)午後5時頃にもごく小規模の噴火があったようです。


16日は浅間山登山道口のひとつ、車坂峠登山道付近の植物観察の日でした。
警備の警察官に奥までは入らないなどの事情を説明し登山道に入りました。
下山時、私どもより一足先に登山口に出た一行が、大勢の報道陣に囲まれています。
その様子を見ながら、私どもは、もう一方の登山口を目指しました。
しばらくすると、報道陣がすさまじい勢いで坂道を駈け登っている様子が見えました。


ただならぬ事態が発生したのかと、我ら一同やや緊張気味で足早に出口を目指すと、
なんと、私ども一行に気付いた報道陣が、登山口で待ち受けるために走っていたのです。
近所の植物観察ですからとお話しし、なんとか行く先を開けていただきました。


それでもさすが報道の皆さん、登山口のハクサンイチゲの観察状況を取材しています。
これには一同気もそぞろ、楽しみにしていた白花の観察どころではありません。
結局インタビューに応じてようやく解放され、緊迫した車坂峠を後にしました。


16日観察の画像で、左上はタマザキクサフジ(クラウンベッチ)です。
菱野の土手に生えた1株が花盛り、本種は帰化植物で牧草にも利用されます。
右上は車坂峠のハクサンイチゲ、花の時期が長く、訪れる人々を和ませています。
下はゴゼンタチバナ、山々は今、6枚の葉に咲かせる白い花の群生が見頃です。
明日21日は湯の丸のレンゲツツジ祭、今年の花は数も色も非常に見応えがあります。
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浅間山開き

2015年05月10日 | 

浅間山の山開きが、昨日9日に行われ、いよいよ浅間も緑の季節を迎えました。
朝8時前から天狗温泉浅間山荘前で、大浅間火煙太鼓などのセレモニーです。
8時20分過ぎ、500人程の登山者が安全祈願の絵馬札と御神酒をいただき出発しました。


山道沿いは火山館の手前までタチツボスミレが花盛り、登山者を歓迎しています。


火山館着9時50分、館長さんの出迎えを受け、背負ってきた薪を2本おろします。
画像右の建物が新築の微生物で分解するトイレ、使用協力金200円とのことです。
昨年の御嶽山の教訓により、県から提供されたヘルメットが無料で借りられます。


草走りへの分岐を過ぎて針葉樹林帯に入ると、登山道には雪が残っています。


森林限界からの植物は小低木の世界、花を開き始めた常緑の「ミネズオウ」です。


今が花の盛りの「コメバツガザクラ」、白く丸い花で岩肌を飾っています。


胸突き八丁、お母さんもお嬢さんも超前傾姿勢、下だけを見て黙々と登ります。


活発な活動を見せる浅間山、現在は内側の外輪山「前掛山(2524m)」まで登れます。
11時20分登頂、今日は午後から雨との予報があり、やや早足で登りました。
山頂一帯は、生物の気配を感じない異様な雰囲気の世界を感じます。


帰りは、空の雨模様と、足下の山野草を見ながら、いくつかの花に出会いました。
左上は「ヒゲネワチガイソウ」、仲間との見分けは細い花弁と葉、また6,7個の花弁です。
左下は「エイザンスミレ」葉の切れ込むスミレで、葉が基部から3つに分かれます。
右上はネコノメソウの仲間、萼裂片が平開で葉は互生、ツル・かタチ・走出枝が決め手。
右下は「マルバスミレ」、似たヒカゲスミレとの見分けは、葉の形と単純な唇弁の紫条。


14時10分、無事下山し小諸市の皆様のおもてなしで豚汁をご馳走になりました。
その頃から夕立のような強い雨が降り始め、山開きの余韻に浸るまもなく退散です。
チェリーパークラインのサクラ並木、雨に打たれ花びらを道路に散りばめています。
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建国記念日は日本晴れ

2015年02月14日 | 

11日の建国記念日はすばらしい日本晴れ、気温も上がり絶好の登山日和でした。
菅平のサニーパークの下から見上げる根子岳(左)と四阿山(右)です。


今日は、標高1600mの菅平牧場管理事務所から真っ直ぐ登るコースです。
30分ほど登った休憩所で息を整え、正面の林に向かいます。


ダケカンバの林に入りましたが、根本を覆っているクマザザは雪に埋もれて見えません。
所々でシラカンバも見かけ、両者の見分けを話題にしながらカンバの林を歩きます。


1時間ほど登ると林を抜け、いっきに真っ白な山肌が目前に広がります。
ツツジ科高山植物の枝先やウサギの足跡を楽しみながら山頂まではあとわずでかです。


約40分で2207mと刻まれた根子岳山頂の祠に到着です。
山頂近くまで雪上車(通称スノーキャット)に乗ってこられた方でにぎわっていました。


根子岳山頂から望む日本百名山のひとつ四阿山(標高2354m)の山並みです。
四阿山には、いったんコル地点へ一気に下り、そこから難所を登って2時間ほどです。


今日はここが終点、シラビソのスノーモンスターを風よけにして楽しみな昼食です。
日本晴れに恵まれた山登り、身も心もスッキリです。
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スノーシュー始め

2015年01月24日 | 

このアトラス・エレクトラ・スノーシューとは4年のつきあいです。
小柄な体型の男性や女性向きのタイプで、私ども夫婦にはぴったりです。
軽くて丈夫、そして細いのでガニマタ感が少なく、歩きづらさはそれほではありません。
裏側に付いている刃(クランポン)は横、斜め、前にあり、広範囲に使えます。


ビンディング(靴をスノーシューに取り付ける器具)へのセットも容易です。
まず、靴の後を固定します。


靴を差し込み、黒い取っ手を引くと、ワンタッチで青いヒモが締まりセット完了です。


つま先部分が下に出るので、登りはつま先を雪面に食い込ませることができます。


登りには、かかとを高くするテールリフトを立てると楽々と登ることができます。


体重と荷物の合計が67kg程の重さで新雪に踏み入れてもほとんど沈みません。


今日は最高の好天日、山を目指して皆さん快調です。


万歳ポーズのオオカメノキの冬芽も昨晩の新雪で顔が隠れています。


湯の丸山山頂2101mからの眺めです。


帰りは、肥料の空き袋を尻に敷き、危なくない程度に尻滑りで下ります。
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年始め

2014年01月12日 | 
健康診断を受けました。
結果は、「食い過ぎ」「飲み過ぎ」「運動不足」です。
この3連休は体調管理の年始めにしました。





今日はスノーシュー、歩くスキー、ゲレンデスキーの雪遊び3セットを車に詰め込み、
湯ノ丸山をめざして、7時30分に家を出ました。
暖かい朝でややもやっていたのですが、7時45分過ぎに突如として視界が開けました。
予報どおり絶好の好天、高まる気分をおさえ安全運転で地蔵峠をめざしました。




湯ノ丸スキー場第1ゲレンデに8時14分に入ると、すでにスキー学校が始まっています。
リックにスノーシューをくくり付け、スキーを担いでゲレンデの端を登ります。




途中、ミヤマシロチョウの越冬状況を見にヒロハヘビノボラズのある雪原に入りました。
トゲトゲの木には厳冬に耐えるミヤマシロチョウの巣がたくさん見られます。
今年もたくさんの成虫にめぐり合うことができそうで嬉しくなりました。




今朝は山も暖かく、ハクサンシャクナゲの葉はやや開き気味です。
落葉樹の枝先には霧氷気味の半透明の氷層が、朝日を浴びて光輝いています。




頂上に近づくと、かなり発達した樹氷がモンスター様相で迎えてくれました。
稜線の中央には三角に尖った富士山がよく見え、年始めからの運の良さに心弾みます。




9時36分、湯ノ丸山2101mの山頂に到着です。
目の前には烏帽子岳が迫り、はるか遠くには北アルプスの崇高の峰が望めます。
しばしの間、360度の眺望に見入り、ただただ自然の雄大さに浸り込みました。




山を下りきる頃、山頂目指す多くの皆さんと行き交いました。
「絶好の晴天ですね」「楽しんでください」などと言葉を交わし、今日は皆ご機嫌です。
途中からはスノーシューをスキーに履き替え、林道内を漕ぎ歩き汗を流しました。
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