そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





はい、エイリアンシリーズの最新作。
公開初日に観に行っちゃった。
その感想。

星2つ半。★★1/2
普通に面白いエイリアンになっている。
エイリアン3と4が無茶苦茶だっただけに、これは嬉しかった。
さすが第1作の監督をしたリドリー・スコットが監督しているだけのことはある。
やはりどことなく第1作に近いので、十分楽しめた。
ジェームズ・キャメロンの第2作を彷彿とさせるアクションもある。
血みどろ感はそれほどひどくない。
怖いかというと全然怖くない。
俺たちはもうエイリアンに慣れてしまっているのだろう(笑)。
むしろ前半出てくるエイリアンは可愛いくてニヤニヤしてしまった。
急にダンーっと出てきて思わず「ドキッ」みたいな安物ホラー演出も一切ない。
とても上品なSFホラー。
映像はとても美しい。

以前、この映画の前作「プロメテウス」を観て星1つ半を付けた。
「この映画どーでもいいわ」とこき下ろした。
だが、今作は観ていられた。
前作を覚えていないとところどころよく分からない部分はあるのだが、まぁ、観ていられる。
「プロメテウス」は人類のルーツがどうのとか、ワケわからん巨人族がどうのとか、それこそもうどうでも良い映画だったのだが、今回の「コヴェナント」を観たらもう一度観返してもいいかなぁと思った。
結局主役はアンドロイドのデヴィッドなのだな。
デヴィッドはダビデだし、プロメテウスは人間に火を与えた裏切り者だし、コヴェナントは神との契約という意味だ。
いろいろキリスト教的な教養がないと深い部分は分からないみたいだが、ざらっと表面を観ただけでも十分面白い。
そういう意味では「エイリアン コヴェナント」はそこそこよく出来たエイリアンだった。
ただし最後の「そりゃそうだろーな」と観客全員にバレてるオチはいただけない。

「プロメテウス」を先に観て復習してから観に行ったほうがいいです。

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