そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



カールじいさんの空飛ぶ家/ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]

ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント


原題は「UP」邦題は「カールじいさんの空飛ぶ家」
2009年度アカデミー賞の最優秀長編アニメーション賞を獲った作品だ。
その感想はひとこと。
最初の10分が良い。
それに尽きる。

そのあとはいかんとも形容しがたい映画になっていく。
観終わって感じたことは「なんとも不思議な作風だなぁ」ということだ。

リアルとファンタジーの間を行ったり来たりするのだ。
リアルとファンタジーがごっちゃになっていて、ときにリアルに、ときにファンタジーに振り切れるものだから、観ている方としてはどう観ればよいのか一瞬分からなくなるタイミングがある。
同じくシリアスとコメディの間を揺れ動く。
シニカルとドタバタの間をも揺れ動く。
だからどう観ればよいのか分からなくなるタイミングがある。
そんな不思議な作風。
軸足が上映中ブレるのだ。
だから観終わった感想として「ものすごく良かった」とは言えない感じ。
いい映画なんだろうけど、なんだか釈然としないモヤモヤが残る。
決してイヤではないんだけど、モヤモヤする。
その辺が狙いなんだろうとは思うが、完全にスッキリはしない。
そんな映画。
伝わるかなぁ、これ。

星3つ半。★★★1/2

ただ最初の10分はとても良い。
うん。
とても良いのだ。

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