そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





暖かくなってきたからか、窓を開けると室内に蠅が入ってくる。
迷い蠅。
ぶんぶんと室内を飛び回る。

すると猫たちが狂ったように喜ぶのだ。
蠅を追いかけ回す。
大ジャンプする。
ケケケケケケ、と普段出さないような声でなく。
狩猟本能に火がついたのだ。
ネコ魂に火がついたのだ。
猫2匹はそれこそケダモノのようになって蠅を追い回す。

そんな光景を見ながら、僕は葛藤する。
猫たちの楽しい遊び相手をどうしたものかと。
なにしろ蠅は蠅なのだ。
室内をぶんぶん飛び回られて楽しいものではない。
どうしよう?

バシン!

猫たちの見ている前で、壁にとまっていた蠅は丸めた雑誌に押しつぶされて死んだ。
ぽとりと床に落ちた。
猫たちには申し訳ないが、これが人の道理なのだ。
家に入ってきた蠅は殺処分。
仕方ない。

また猫たちのために窓を開けてやろう。
なにか入ってくるだろうから。

ただし。
間違って小鳥とか入ってこないかな。
心配だ。
なぜならそのとき僕の葛藤はとんでもないものになるだろうからだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (diane)
2010-06-15 20:11:27

>なぜならそのとき僕の葛藤はとんでもないものになるだろうからだ。

↑なんか想像しただけで、おもしろ…
いや、大変な事態になりますね(笑)


猫ってテンションあがると変な声だしますよね。
ウチで飼ってた猫は窓の外に鳥を見つけると、「ハワワワワワワ」って鳴いてました。


猫って奥深いんだなあと思いましたね(´v` )

 
 
 
蠅と蟻 (M田)
2010-06-16 11:45:03
蠅は殺して、蟻に同情?
蟻はころせないよね・・・なぜだろう・・・
 
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