そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





名作小説の映画化。
ハリソン・フォード主演。
しかし、大作揃いの映画館で、いかにも地味な公開。
果たしてどんな出来なのか?

これは、星3つ。★★★
十分、映画館で観賞すべき出来。
「Fukushima50」とかいうプロパガンダ映画を観るぐらいなら、こちらをぜひ。
愛すべき小品という感じに出来ている。

賛否が分かれるのはCGで描かれた主人公の犬、バックだろう。
CGで描かれた動物が会話し歌う「ライオンキング」というヘンテコ映画が昨年話題になったが、あっちよりも安っぽいCGで、喋りはしないものの表情豊かに感情を表現するバックを受け入れられるかどうかで映画の感想が大きく変わると思う。
僕は受け入れられた。
ストーリーは陳腐だし、登場人物の造形も典型的過ぎるというか、まぁ使い古されたものだ。
そりゃそうだ、120年前の小説なんだから。
でもその辺に目をつむって、ゴールドラッシュ時代のアメリカに思いを馳せられれば、そんな舞台で語られる一頭の犬の物語は深い感動を呼ぶことだろう。
ハリソン・フォード主演と書いてあるが、出てくるのはほぼ後半だけだし、実質的な主人公は犬である。
バックがどんな人間たちと出会い、何を学び、成長し、そしてどこに帰っていくのかという、この120年前の原作小説が書いた物語は正確に映画化されているので、決して期待せず、犬がCGでしょぼいのも覚悟の上、観に行って欲しい。
オススメ。
動物好きには特に。

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