土曜日、ゆえあって、20年ぶりに中学高校時代の同級生の女性と恵比寿で飲む。
彼女は僕の中では「天才」。
中学時代の中間テストや期末テストでは、彼女が常に学年トップで、僕は2位だった。
でも、一度だけ僕がトップを取ったことがあった。
そのときのことを聞いたら、彼女はそのとき、たまたま体調不良で15位だったらしい。
そんなこと、今まで知らなかった。
実力で逆転したと思っていただけに、ショック。
そんな話題を肴に飲むビールがやけに美味い!
この日分かったことその1。
僕の記憶力のなさ。
その後僕と彼女は同じ千葉県の公立高校に進み、2年生の時は同じクラスだったんだけど、僕は、担任の名前や同級生の名前、修学旅行で起きた事件の数々など、ほとんど何も覚えていない自分に気付いた。
彼女はそういう記憶がしっかり残っているらしい。
こういうのを男脳と女脳の違いというのかな?
よく考えたら、僕は結構、昔のことを忘れている。
いや、昔のことどころか、会議中、タレントや俳優さんの名前さえ出てこず、「ほら、あの人、アレなんて言ったっけ?」などとやっているので、脳細胞がいい加減イカレてきているのかも知れない。
38歳なんてそんなもんさ、とも思うが。
この日分かったことその2。
彼女に対する今日までの間違った認識。
中学時代ずっと成績で負け続けた女の子だったので、僕は彼女に勝手に妙なライバル心を抱いていたらしく、高校に進んでからもそんなに仲良くすることはなく距離を置いていた。
だから、土曜日一緒に飲むまで、彼女の「人となり」をきちんと知らなかったことが分かった。
僕はそれまで、彼女はガリ勉のおとなしい女の子だと勝手に思っていたんだけど、それが、バンドのボーカルやって、スキーの腕がプロ並みで、スポーツカーを改造までして乗り回す女の子だったなんて……
全く、人が人に対して抱くイメージなんて勝手なもんだと思い知った。
話さなければ、近くにいなければ、分からないことがある。
確かに、そうなんだろう。
お互い38歳バツイチ。
20年間の時を越えて、なんだかいい夜だった。
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高校部活の同窓会で、
どこどこと対戦した時、
誰々が誰々にこうされたところをこうかわし、
こうして打ち破った
なーんてことを嬉しそうに滔滔と語っている。
女性にとっては結構どうでも良いことだったりして。
競争こそが男の本能なのか
かわいいものである
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