そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





6月16日日米同時公開。
DCコミックスヒーロー映画の最新作「ザ・フラッシュ」を早速観てきた。
その感想。

これはアラフォーアラフィフの映画ファンをくすぐりまくる良作。
思わずニヤリとしちゃう映画小ネタのオンパレードで、最高にご機嫌な映画。
個人的には星3つ半。★★★1/2
映画単体として客観的に評価すると星2つ半。★★1/2
ここ最近のDC映画の中では珠玉の出来だと思う。

とくに最初の15分ぐらいの面白さがとんでもない。
思わず前のめりになるぐらい、DCコミックスファン(つまりバットマンやワンダーウーマンが好きな観客)の心をつかむ。
この最初の15分のためだけに、映画館で2000円払う価値がある。
そのぐらいとんでもなくご機嫌な最初の15分。
映画はそのあと中だるみするし、どこかで見たような展開(「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」とか「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とか)なので、少しドンヨリするが、マイケル・キートン演じるティム・バートン版のバットマンが出てきて大活躍するあたりからは、もうストーリーの不備とかCGの出来の悪さとかはどうでも良くなってきて、とにかく1989年に公開されたティム・バートン監督の「バットマン」は格好良かったなぁ〜とウキウキワクワクが止まらない。
それに加え、「ありゃりゃそこまで出しますか?」というカメオ出演というか同窓会というか特別出演というか凄い超大物俳優のサプライズ出演がどしどし連続して、「もうやりたい放題やんか」というクライマックスに雪崩れ込み、もはや意味不明なマルチバースの設定とかどうでも良くなってきて、いやぁ「これぞコミックス原作映画の正しいバカバカしさよのぉ〜」と、おじさん嬉しくなっちゃったのである。

ザック・スナイダーが作ってきたDCユニバースに終止符を打つ気が満々の今作。
ああ、これでもうあのスーパーマンは見れないんだなぁ〜、あのバットマンやあのワンダーウーマンは続投するのかなぁ〜、アクアマンはどうなんだろ?と、いろいろ制作陣の思惑も透ける今作。
DCユニバースにはまだ愛想を尽かしていない僕としては、今後ジェームズ・ガンに引き継がれるDCの未来が楽しみです。
(ちなみにMCUは「スパイダーマン/ノーウェイホーム」のあまりの出来のひどさに憤慨し、持ってるフィギュアとかBlu-rayとか全部売って、卒業しました笑)

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