自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

東京の雪9

2010年02月11日 | 自然 nature
もう半年前になるが、ヤマブキの花が終わって萼だけが残っていた。その萼に雪がつもり、とけて塊になっていた。



2010.2.2
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東京の雪8

2010年02月10日 | 自然 nature
一枚の葉をじっくり眺めてみた。一部に穴があいている。これは晩春に葉がのびたころ、鱗翅目の幼虫かなにかが食べたあとに違いない。その葉の一部はイモムシの腹に入り、一部はエネルギーや体の一部になり、残りは糞として地面に落ちたはずだ。イモムシの体になったものは蛾になってその鱗粉になったかもしれない。あるいは小鳥に食べられて、こんどは鳥の体の一部になったかもしれない。残された葉は明日にも地面に落ちるだろう。落ちた葉はあるいはイモムシの糞として落ちた片割れと地中で出会うかもしれない。「やあやあ、お前は実につまらん生涯を送ったな。ただ枯れて枝にしがみついたままなんて。俺なんかイモムシの体に入って糞になってポトンと落ちるという実に劇的な一生を送ったのにさ」「そうかもしれない。でも最後の夜に雪が降って、それは実にきれいなものだった。ぱっとしなかったけど、最後に夢見たいな経験をしたよ」「そうだな。ま、何がいいかなんてわからんよ。これから何だ、地面に入ってお互い似たようなことになるけど、よろしく」
なんてね。


2010.2.2
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東京の雪6

2010年02月09日 | 自然 nature
その葉っぱにもっと近づいてみた。一番下にしずくがあった。




ヤマブキの葉の先端 2010.2.2
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東京の雪7

2010年02月08日 | 自然 nature
ヤマブキの葉は端正な形をしていて、葉の縁のギザギザも美しいと思っていたが、こうして枯葉になり、いまにも枝から離れようとしているときでさえ、凛とした美しさをもっている。私は思う。透明で清潔なビニールやポリ袋が林などに落ちていると、半透明の実に不愉快なモノになる。人の作るものにはあるべき状態があり、そうでなくなると無用のものになる。それでも木や石でできたものは、まだよい。壊れながらも一定の美しさを残している。だが石油製品は実に醜いモノに変わる。そうしたものに比べたとき、植物の葉は機能を終えたはずでありながら、その構造は微細なところまでごまかしがないから、葉脈のようすなども生きていたときそのままに、いやそのままではありえないのだが、ともかく美しさを保っている。そして地面に落ち、土に帰って行く。この対照的な存在の意味を私はよくわからないでいるが、大切なことであるような直感がある。


2010.2.2
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東京の雪5

2010年02月07日 | 自然 nature
これまで気にもとめていなかったヤマブキの枯葉が光をとらえて枝先にぶささがっていた。はっとするような美しさだった。


ヤマブキの葉 2010.2.2 小平霊園
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東京の雪4

2010年02月06日 | 自然 nature
林の縁にヤマブキなどの藪があるのだが、そこに日があたって、枝についた雪が輝いていた。



藪の光 2010.2.2 小平霊園
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東京の雪3

2010年02月05日 | 自然 nature
いつも行く林に行くと、様変わりしていた。クヌギやコナラが多いから雪がつもることはなく、梢にあったであろう雪はすでに融けていたが、林床には雪があっていつもとはようすが違った。5月の写真とくらべてみるとおもしろい。



2010.2.2


2007.5.20
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東京の雪2

2010年02月04日 | 自然 nature
墓に植えられた梅の木に雪がつもっていつもとは違う美しさがみられた。



2010.2.2
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東京の雪1

2010年02月03日 | 自然 nature
珍しく東京で雪が降った。大騒ぎである。交通事故やけが人が続出、北国の人が聞けば呆れるような無知で、そんなことで騒ぐな、うちらは毎日がそうなのだと皮肉のひとつもいいたくなるに違いない。
 この日の雪は前の日の夕方くらいから霙が降り、夜更けすぎに雪に変わった(山下達郎のように)。そのあとでかなり冷え込んだようで、凍ったようだ。翌日起きて、近くの霊園に散歩に行ったが、8時をすぎていたので、もう朝日が射して、融け始めていた。
 融けた雪が湯気をあげて東のほうをみるときれいだった。


小平霊園 2010.2.2
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