自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

新島6 多摩川

2011年03月07日 | 自然 nature
飛行機は多摩川上空に来ました。毎日通勤電車で通過する川です。飛行機からながめると、改めてビルの並ぶ市街地を貫いているのだということがわかります。私たちのように動植物の保全のことを考えている者からすると、「川があることで植物や動物が移動し、孤立した緑地から逃避もするのだろう」と見えます。
 この川もかつては生活排水で汚濁していたのを、市民や行政の努力でアユが戻るまできれいになりました。

 山陰で昭和30年代を小学生としてすごした私は、ときどき市民図書館に行きました。ふつうの家庭には本などほとんどない時代です。その図書館の一角に写真集などがおいてあるコーナーがあり、そこにたしか「多摩川の自然」という名前のシリーズがありあした。横長の写真集でした。もちろん白黒の写真ですが、多摩川の川原にはいろいろな生き物がいて、いま思えばコチドリでしょうか、川原に卵を産む鳥がいて、親鳥がキツネなどが襲うのをあざむくためにケガをしたふりをして自分のほうへひきつけるのだなどという記事があって、一生懸命よみました。個々の内容もおもしろかったのですが、当時の私は「東京にはこういうことを調べている人たちがいるのだ」ということがふしぎで、うらやましいことに思えました。東京に来て多摩川をみたときに、遠い記憶がよびさまされました。
 「みんなのうた」で「大牧場はみどり」などの歌が流れていた時代です。私はブンガワンソロというインドネシアの民謡がお気に入りでした。杉並少年合唱団といったと思います。そういう合唱団があることにもあこがれました。


多摩川上空
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