子供はどこでもかわいいものですが、私にはモンゴルの子供は格別かわいいと思われます。明るく、単純で、すなおで、子供らしいという言葉がぴったりです。この子は1歳半くらいと思いますが、牛馬やヒツジのいるところを、ひとりでトコトコ歩いていました。ゲルの大人は「イゲマー」と名前を呼びます。みんなで育てているという感じです。草地は平らではありませんから、転びますが、大人は助けません。自分で起き上がります。牛馬の糞があるので、雑菌はたくさん吸い込むことでしょう。そうしてたくましく育っていくのです。こういうたくましい子を見ていると、滅菌とかいって無菌状態の子育てをしている日本の母親の愚かさをおもわずにはいられません。
それにしても民族衣装というのはその民族によく似合うようにできているものです。
それにしても民族衣装というのはその民族によく似合うようにできているものです。