自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

6月乙女高原1 刈り取り

2013年08月06日 | 乙女高原
乙女高原は山梨県の北にあり、かつて森林を伐採してスキー場にしていたところにきれいな花がたくさん作陽になったので、訪問者も多く、人気の場所です。ところが最近ススキばっかりが多くなったという声があるそうです。その時期とシカが増えた時期が同じだったので、「きっとシカがきれいな花を食べるからだ」と疑いがかけられています。そうかもしれないし、そうでないかもしれません。柵を作った翌年には柵内で少なくなっていた植物が背が高くなって花も咲かせたので、「犯行説」有力なのですが、決めつけるにはちょっと早いと思います。強い証拠を示すには、ススキはシカに食べられることに強いが、多くの虫媒花が弱いことを示すのが一番よいわけです。
 そうなら、実験的に刈り取りをして、植物ごとの反応を調べるのが一番よいわけです。それを乙女高原ファンクラブの皆さんといっしょに実施することにしました。作業としては草刈り機で刈り取りをし、その後の反応を追跡するというものです。少し工夫したのは、芽が出てすぐの6月に刈り取り、そのまま追跡するものと、その後9月にもう一度刈り取る区をつくったことです。後者はダブルパンチということです。そのほか刈り取り方を工夫した区もあります。
 さて、6月16日に実施しました。クラブのボランティアの方が手慣れたようすでみるみる刈り取っていきました。私たちはおもな植物の印をつけて草丈を測定しました。刈り取った草は袋に入れて、草原からは除きました。






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