自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

アファンのネズミ4 小骨

2011年01月20日 | アファンの森
 調べたいと思うのはいいのですが、実際の作業はたいへんです。まず巣箱の底のものを取り出し、フルイにのせて水洗し、そこからひとつひとつの骨を取り出します。実に地味で単純でうんざりするような作業です。しかし、未知のものを解明するということは不思議な力をもっているもので、鈴木大志君という学生が卒業研究でそれをやりとげました。

 取り出された骨の塊をほんのひとつまみ取り上げてみると、こんな感じです。



 重なっていてなんだかよくわかりませんから、その一部を広げてみます。



 そうするといろいろな骨があることがわかります。これが頭だろうというものが見えます。並べてみるとなかなかきれいなものですが、多くは破損しています。



 細長いのは手足の骨で、細長い三角形は肩甲骨です。三角形の中に穴があいたものがありますが、これは寛骨といって、腰の骨です。もちろん左右あるものの片方です。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする