これも「ゆっくり」のおかげかもしれません。雑木林にたくさんあるマユミの黄葉がありました。いつもよりはゆっくり歩いていたので、葉の光が当たっている面をみたあと、影になる部分が見える角度になりました。その葉に枝の影が映っていました。
これを書いていて「かげ」と「うつる」の文字変換でちょっとためらいがありました。「かげ」は陰でしょうか、影でしょうか。よくはわかりませんが、陰は全体が日のあたらない感じで、影は明るいところにできた暗いものという気がします。でも「人影」とか「おもかげ」いういいかたもしますね。それは暗いものではない。
「うつる」も微妙です。「映る」の代表は「太陽が水面に映る」で、本物でないものが鏡のようなものにコピーされていることです。それが「写る」とつながります。でも「風邪がうつる」という言い方もあって、これらの通じるのは同じものが移動するということですから「移る」です。
漢民族もヨーロッパ人もことばを厳格に定義して区別を明確にしますが、わが大和言葉はすばらしくあいまいで、科学論文を書くには苦しむことがありますが、こうした気楽なエッセーには向いているように思います。
マユミ 2010.12.31 小平
これを書いていて「かげ」と「うつる」の文字変換でちょっとためらいがありました。「かげ」は陰でしょうか、影でしょうか。よくはわかりませんが、陰は全体が日のあたらない感じで、影は明るいところにできた暗いものという気がします。でも「人影」とか「おもかげ」いういいかたもしますね。それは暗いものではない。
「うつる」も微妙です。「映る」の代表は「太陽が水面に映る」で、本物でないものが鏡のようなものにコピーされていることです。それが「写る」とつながります。でも「風邪がうつる」という言い方もあって、これらの通じるのは同じものが移動するということですから「移る」です。
漢民族もヨーロッパ人もことばを厳格に定義して区別を明確にしますが、わが大和言葉はすばらしくあいまいで、科学論文を書くには苦しむことがありますが、こうした気楽なエッセーには向いているように思います。
マユミ 2010.12.31 小平