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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

大鵬の孫

2025年03月29日 14時58分25秒 | 日々のこと

巨人、大鵬、卵焼きと言われたのは遙か昔のことです。大鵬はお父さんはウクライナ人で戦前の南樺太に住んでいて、結婚して生まれたのが大鵬です。出生時の名前はロシア語だったそうです。生まれた当時の南樺太は日本の領土であったので外国人力士とはならなかったということです。

その大鵬の孫たちが最近活躍しています。長男はプロレスラー、次男以下は相撲取りで三男の王鵬は先場所は関脇で惜しくも負け越しましたが、先々場所では技能賞を獲得しています。四男の夢道鵬も幕下3枚目で4勝3敗の好成績を残して新十両昇進を果たしています。次男もそのうちあがってくるかも知れません。

王鵬や夢道鵬の顔を見ているとなんとなくあの大鵬の若い頃の面影が見られますが、彼らは大鵬の息子ではなく孫です。当然お父さんがその間にいますが、そのお父さんは元関脇貴闘力で元大鵬部屋、大嶽部屋師匠でした。

貴闘力は入り婿なので大鵬との血縁関係はありませんが、それでも王鵬、夢道鵬に対して普通なら大鵬の孫であり貴闘力の息子という表現を使うのでしょうけど、貴闘力がスキャンダルで角界を去ったのでそのフレーズは使ってはいけないのでしょう。なんかそこに妙な闇の深さを感じてしまいますね。


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (やまねこ)
2025-03-29 16:21:54
こんにちは
そうだったのですか。
知りませんでした。

それにしても、一流の選手、演奏家、芸術家等の子供が必ずしも親の筋を引き継ぎ、一流になるとはならないのが世の常だなあと思います。
才能というのは遺伝というよりも、後の環境、自身の修練で培われていくものだと感じます。でも、血筋は争えないということもあり、親の良い資質を受け継ぎ、良い筋を持つ人もいる、しかし、上手く活かせずに、せっかくの才能を埋もれさせてしまっている人もいる・・・・、それが現実でないでしょうか。
現在でも、一流の偉大な選手だった人が必ずしも良い監督でありえないなんてこともありますしね、難しいものです。
 武道の世界でも、まったくの素人でも、剣の師から見ると、良い筋があるか否かは瞬時に見抜けるといいます。上手く導けば将来有望になる素質を備えていることを見抜けるのでしょう。
 演奏の世界ではどうでしょうか。一流の演奏家の目から見て、その人が指導によってどう成長していくかは見切れるものでしょうか。
 個人の人間性、礼節、謙虚さ、努力、克己心、執念、練習の仕方などはおよそ掴めても、個人の時間の使い方、生活環境など他人の日常まで立ち入れませんし、いかに練習したか等、その人次第かもしれません。教師がどんなに上手な指導をされたとて、教えを受ける弟子が才能、素質があっても怠惰で馬耳東風では、まったく意味もないでしょうし。
やはり人間次第かな、そんなふうに思えました。私も含めて凡人は真面目に謙虚に正しい事を正しく取り組む以外にありませんしねえ。ショートカットしようなんて思わないこと、それに尽きます(笑)
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re (nakagawa)
2025-03-29 17:41:29
才能があるということと世に出るということは全く別次元のことだと思います。全く才能はなくても世に出ている人もいますし、才能はあっても世に出ない人もいます。お相撲さんの場合は、いくら親の七光りがあっても勝てなければだめなので大成するにはその人の本当の実力が試されます。音楽の世界は勝つか負けるかの単純な世界ではないので、それをいいことに親のコネを引き継いで全然才能がないのにそこそこの地位に就いている人はいます。
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Unknown (やまねこ)
2025-03-29 18:05:58
至言です。
世に出る、成功する、大成する、
親の七光りだけで会社の要職に就く者は大勢いますが、そういえば会社経営も同様なことが言えそうですね。
創業家一族がいずれ、真の実力者によって駆逐され、栄えている企業もありますし。
本当の実力というのは、七光りや地位の威光ではなく、人物本位かもしれませんね。
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