リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

プーチンが批判

2022年03月26日 12時03分13秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
プーチンを批判、ではありません。プーチンがです。

今朝のネットニュース:
プーチン大統領は25日、ロシアの文化功労者へのスピーチで「日本では追悼の日にも誰が原爆を落としたのかは言わないことになっている」などと発言しました。

とありました。これは日本の教科書とか広島平和記念公園に設置されている「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」という原爆死没者慰霊碑の碑文の内容などを始めとする日本の見解を指しているようです。

広島の碑文の文面について私も高校生の頃に「誰が」過ちは繰り返さないのかと考えたことがあって、日本ではおかしいし、そらぁ、アメリカに決まっとるわな、と素朴に思ったものです。後に「誰が」というのは人類全体だということになっていることを知りました。広島市の公式見解もそうなっています。ですがこのことについてはずっと違和感を持っています。

まぁ公式見解はスジは通っているのですが、でもどうして「アメリカが」ということを言わないんでしょうねぇ。そこの説明がありません。これは言ってはいけないことのようです。

そこの問題点をよりにもよってプーチンが批判してきました。私はプーチンの指摘は全く正しいと思いますが、あんたが言うか?という感じがします。でも日本としてもあんな人に言われるようではいけません。

別にアメリカに賠償を求めると言うつもりは全くありませんが、歴史的な事実を厳粛に受け止め、いつかはアメリカは日本に公式に謝罪するべきです。(できればウチの近所を焼き払ったことも謝ってほしいです)こうしないことには本当の意味での戦争は終結せず、国家の威厳も保たれません。オバマが核のボタンが入っているバッグを持ってしゃーしゃーと広島にやってきて何も謝罪せずカッコだけつけて帰って行ったのを歴史的成果だと喜んでいる日本人は滑稽そのものです。

しかしプの字に言われたのはシャクですが、その通りなだけにこの「誰が」問題を国として正面から受け止めてほしいところです。でもウクライナ侵略の問題と絡められるとややこしいことになるかも知れませんし、ウクライナのアメリカでのスピーチでの「真珠湾発言」も絡んで来るともっとややこしくなりそうで難しいところではあります。


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3 コメント

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Unknown (やまねこ)
2022-03-26 15:56:28
同感です。
私の気持ちは先生のご意見に同感の思い強いです。
 今のアメリカ人は絶対に(ご年配者が多いか)、「原爆投下は正しかった、投下せずば日本軍は戦争を止めなかったからだ」という論法。
ですが、それは違うでしょう。原爆を2回も落とし、無辜の民を殺りくした事を正当化できるのか。
 そもそもアメリカはどうなのか。アメリカ先住民の弾圧の歴史と言ってもよいくらいでしょう。
 力で屈服させる勝者に、戦争の是非も何もあったものでありません。
 広島へ来たオバマ氏も核のボタンを持ち歩き平和への祈り。。、祖国に置いてくるべきでしょう。そんな常識も無いとは言葉もありません。
結局、強大な軍事力を持つ為政者、それが支配する国家というものは欲深く罪深いものだと思います。そして、日本は隣国の覇権国家に接し、そのアメリカの庇護に入らないといけない状況です。
かつての敵国の傘下に入り、安泰の道を歩み、多額の思いやり予算を献上し、それが増額されていく・・・。
 世界は力がものをいう覇権主義体制に、東西陣営に分かれ分断の歴史をまた歩もうとしています。どうも日本だけが平穏に過ごせ、蚊帳の外にいるわけにもいかない将来が待っているのかもしれませんね。ロシアのウクライナ侵攻を機に、憲法9条改正だの、核保有だの、よう撃ミサイル配備すべしだの、日本にはまたぞろ、右傾化の洗脳が始まってるように思えて仕方ありません。愚かな戦争には二度と巻き込まれてはいけない、そう強く思います。戦中を知らない戦後世代の二世、三世、世襲議員時代の日本ではありますが、良識ある判断を期待したいものです。
 
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re (nakagawa)
2022-03-26 17:26:46
重武装、徴兵制度ありの永世中立国スイスは決して油断をしていません。スイスに範をとれば日本がどうしていくべきかは自ずと見えてきます。
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Unknown (やまねこ)
2022-03-26 18:39:40
降りかかる火の粉は払わねば平和は維持できないということでしょうか。
 傍若無人な輩には敢然と立ち向かい、国益と民を守ることは、その国のトップの責務と理解できます。
 自ら仕掛ける必要は無いのは当然ですが、仕掛けられれば、戦争になるのも必然です。その前に対話を尽くすのは当然ですが。
 北方領土に基地まで作られ、完全な射程に置かれ、北は相変わらず性能を着々と上げてに照準下に置かれ、中国は宇宙、海洋覇権までに力を伸ばし、もはや敵はアメリカだけという状態。
 平和ボケの日本だけが、気がつけば取り残されていて、口で何を言おうが、軍事的、力の背景のある隣国らには馬耳東風。経済力も国際競争力も年々ジリ貧の日本を思うと、やはり危機感しかありません。建前と本音、理想と現実を思い知る世界情勢ではあります。
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