リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

あんたが言うか?

2022年01月19日 16時35分01秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
安定的な皇位継承有識者会議がまとめた報告書について各党のコメントをテレビで見ました。その中であれれ?っと思ったのがK党のコメントです。内容はおおよそ次のようなことを言っていました。

天皇は男系男子によって継承するということが問題。女性天皇や女系天皇も認めていくべきだ。

こういう意見はよく見られるものですが、K党が言うと、あんたが言うか?って感じがします。それはこの党がその綱領の〔憲法と民主主義の分野で〕の項で次のようなことを言っているからです。

---引用
党は、一人の個人が世襲で「国民統合」の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ。天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである。
---引用終わり

とても重要な語句は隠していますが、要するに「一人の個人が世襲で「国民統合」の象徴となるという現制度」=今の天皇制、を廃止して共和制にするということです。(ホントは制度ではないと思いますが、話がややこしくなるのでとりあえず制度ということにしておきます)そして最後の方の文言は、今はまだ時期が来ていないけど、時期が来たら廃止に向かって動く、ということでしょう。

「その存廃」と言う言葉を使っていますが、これはその前の文言と矛盾しています。「民主主義および人間の行道の原則と両立するものではなく」と言っているわけですから、「その存廃」ではなく「その廃止」でしょう。自ら言っているように共和制と天皇制は両立できません。それにそもそも「解決されるべき」ことでもありません。ひとつの方向に持っていこうとする巧みなすり替え技術がさえる文章です。

綱領に天皇制廃止を掲げている党に安定的皇位継承に関する報告書について意見を聞く方も聞く方ですが、答える方も答える方です。K党としてはまず始めに「ウチの党は他と違って天皇制廃止を目指していますが」ということをまず始めに言うべきです。それとも「ウチはまず天皇制の弱体化をねらうためにまず女系天皇を推し進め、その結果国民意識に皇室離れが起こってきたら、いよいよ我が党の出番です」とはっきり言うべきです。これがウソ偽りのない誠実な態度です。




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