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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

出していいものといけないもの

2025年03月22日 12時02分36秒 | 音楽系

CMの音楽スタイルは多岐にわたっていて、ハイドンの弦楽四重奏もあれば昔のかしまし娘が歌っていた歌の替え歌まで出て来ます。歌が入っている場合、親近感を出すため少し外れた感じで歌っている、というのもあります。

まだ放映されていますが、「これがなくっちゃ、これがなくっちゃ」の中北薬品の活命茶CM。以前この歌が外れすぎている問題を当ブログで取り上げたことがありました。全く音程が取れない人がそのまま歌ってしまういわゆるヘタへタでした。最近ではもうそのテイクはなく、ちゃんと歌える人がわざと少しはずすウマヘタになっています。公共の放送で流すのですからそのあたりを考えたんでしょう。ただ2回繰り返すメロディが1回目と2回目とでは少し異なるのはなんナンでしょう?

コスモ石油の「コ・コ・ロも満タンに、コ・ス・モ・石油」CMソングもきれいにハーモナイズされていたものを以前は放送されていましたが、最近はヘタへタバージョンが放送されています。男性数人がこのメロディを歌うのですが、何人かは外れすぎていてこの人たちは音痴です。全体としても細かい音程はわかりません。以前のメロディを知っているのでヘタへタバージョンでもある程度メロディの流れはつかめますが、これが初めてだったらメロディの耳コピはできないでしょう。

ウマヘタ・ヘタへタ問題とは少しずれますが、カンニング竹山のヴァイオリン、これもタイガイです。以前ジムでウォーキングしていたら調子が外れた汚い音のヴァイオリンの音がしていましたので何事だろうと思って振り返ったら後ろにあるテレビからでした。竹山のヴァイオリンはさすがに地上波ではもう流れないでしょうけど、ネットでは見つけることができます。コメントでは皆さんやさしい人ばかりですので、誰一人悪く言っている人はいません。一生懸命やっている姿は美しいもので、まぁそれはそれでいいんでしょうけど、演奏は聴くに堪えないものです。有名人だからといって何をやってもいいというものではありません。

You Tubeにアップされているヴァイスのファンタジーの中にもすごいのを聴いたことがあります。何を弾いているのかわからないくらいです。私も最近ファンタジーをアップしましたが、それと一緒に並ぶのもねぇ、って一緒に並べてみました。

と思いましたが、見つかりませんでしたのでまた今度。あまりにひどい演奏だったので自覚して公開を止めたのかも。でも他の曲でもタイガイの演奏を平気で公開していますけど、基準がわかりません。この人沢山アップしていますが顔を撮さず黒いバックで手だけがリュートの上を動いている気持ち悪いものです。何か病んでいるのかも。

地上波もネットも公共のものです。ヘタへタは個人~友人間まで。そういったものを公共にさらしてはいけません。教室の発表会はOKでしょうけど、不特定の参加者が演奏するアマチュアのコンサートではNGでしょう。もうちょっとちゃんと練習してからでも遅くはりません。

 

 


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ギター万年初級者)
2025-03-24 12:29:22
リュート動画は聴ける人ばかりだと思っていました。怖いもの見たさで「黒いバックで手だけがリュートの上を動いている」ものを探してみましたが見つかりませんでした。教室の発表会はカラオケと同じでお互い様ですが、一方的に聴かせるならちゃんとして欲しいものですね。
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re (nakagawa)
2025-03-24 20:26:59
ヴァイスのファンタジーは非公開にしたのだと思いますが、ビーバーのパッサカリアが出てますよ。今度のリサイタルでこの曲を演奏するので、You Tube で他の人の演奏を聴いていましたら、ひっかかりました。Biber Passacagliaで検索してみてください。根気よく下の方まで探すとモノクロのサムネが出てくると思います。5' 55"あたりが特に聞きものです。(笑)
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Unknown (ギター万年初級者)
2025-03-26 20:16:19
とうとう見つけました、期待どおりの出来でした!
ところで、ロザリオ・ソナタの中でパッサカリアのみ無伴奏バイオリン独奏だったと思いますが、作曲当時からリュート独奏でも弾かれていたのでしょうか?
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re (nakagawa)
2025-03-27 18:33:18
なかなか凄まじいでしょう?(笑)アップする前に自分で1回くらいはプレイバックするでしょうに、それでよくあのレベルのものを出せるもんだと思います。難聴で自分の出している音がよく聞こえないのかもしれませんが。

ロザリオのソナタのパッサカリアは当時の編曲はありません。別の曲(通奏低音とヴァイオリンのためのソナタ)をバロック・リュート用に編曲をしたものはクレムスミュンスターにある手稿本に残っています。
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