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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

いよいよ大阪・関西万博開幕

2025年04月10日 13時40分58秒 | 音楽系

大阪・関西万博開催まであと3日と迫って来ました。興味があるものがないので私は行きませんが、なんか世間的にも盛り上がりに欠けている感じがします。まだ展示品が揃っていないとか工事が未完成なところもあるみたいです。

空飛ぶ車も何かドローンを大きくしただけみたいだし。空飛ぶ系は、Back to the Future に出てくるホーバークラフトくらいの技術革新がないと新しい感じがしません。モーターでプロペラを回すといっても結局は、昔からあるヘリコプターとかプロペラ機と原理は同じです。

1970年の大阪万博は行きましたが、鉄鋼館スペース・シアターだけを見て(聴いて)帰りました。鉄鋼館ではクセナキス、高橋悠治、武満徹の作品がマルチスピーカーで流れていました。館内はガラガラでなかなかよかったです。

こういった現代音楽というか前衛的な音楽は人が沢山入るわけはない、ということは当時もわかっていたでしょうけど、それを承知の上でこの様な展示館を作ったのは、当時は文化に対する向き合い方が今とは異なっていたんだということを感じさせます。

何かよくわからないけど価値がありそうだからお金を出すという度量があったということです。あるいは目利きが決定権を持つポジションにいたのかも知れません。文化が維持発展にはお金が要ります。今みたいに儲かるところにしかお金が流れない風潮ではいいものは作れません。

スペース・シアターのために作曲されたクセナキスの「響き・花・間」と高橋悠治「慧眼(エゲン)」はテープ音楽、電子音楽なので当時の音源そのものしか再現は難しいでしょうけど、武満の「クロッシング」はオーケストラ、ソロ楽器群とコーラスのための作品なので21世紀に入ってからも新しい録音が出ています。

 


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (やまねこ)
2025-04-10 19:35:47
こんばんは。
そうですね、いよいよですが同感ですね。
万博については様々な評価、意見もありますねえ。
私も行きません。もちろん70年の時も行ってません。当時は学生でしたが、親父が大阪に行って、その時の写真や様子は昔よく聞いたものです。当時のほうがインパクト大きかったよなあと感じますね。
現在のものは、あの大屋根リングの他に、何が目新しいのか、よくわかりませんし、また月面の石が展示とかあるようですが、ちょっとなあと感じますしね。
それと無人の空飛ぶ自動車、ヘリ?、ドローン?のようなものが稼働するようですが、これもちっとなあ。。。

 要は、日本にお金を落としてもらおうと、近隣のカジノ会場(建設中)とか、海外からの外国人などで、祭典でもやって盛り上げる、きっかけ、気運醸成のためかと思えるんですよね。殊更、これは!!というものが何も無いように感じるんです。
あくまで私個人の感想ですが。
国の支援(税金)も入ってるんでしょうしねえ。
赤字ならどうすんでしょうか。補填はどこから?
ケチの付き通しだった東京五輪の件もあり、本当に今、日本に必要なものなのか。
どうも私的には疑問だらけですね。まあ、行きたい人は行って楽しんでくればいいですし、何かは刺激や得るものがあるでしょう。
今後、来場者数の発表や状況などがテレビでワンサカやることでしょうし、評価はそれでわかりますね。
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re (nakagawa)
2025-04-11 17:45:43
損をするんだったら誰も開催に賛同しませんけど、必ず儲かる人がいるから開催するわけですよね。一部の人は結構ウハウハじゃなんでしょうか。必要かどうかといえば、経済効果がある(儲ける人がいる)以上は必要だということなんでしょう。別に文化的な意義は要りません。2番煎じの月の石でも構わないでしょう。
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