リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

谷辺昌央ギターリサイタル「七夕、ギターオペラ。」

2018年07月08日 23時28分01秒 | 音楽系
4月の始め頃でしたか、ギタリストの谷辺昌央氏から電話がありました。

「中川さん、今度CDを制作するんですけど、それに先だっていくつかコンサートを開催したいんです。桑名で出来るところはありませんか?」

「よっしゃ、まかしとき」

ということで彼のコンサートをプロデュースすることになりました。途中経過は省略しますが、桑名スポーツ文化振興公社の主催で桑名の六華苑で七夕の日にコンサートを開催することになりました。宣伝は桑名市の発行する市の関連施設におけるイベント案内紙「あいりす」に2度掲載していただきましたし、六華苑でポスターも製作していただきました。



また三重県内のギター愛好家の方達にも宣伝をしましたが、実は滑り出しのチケット販売は芳しくなく少々心配ではありました。でも本番近くになって、チケットの売れ行きは増えていき、結果的には70席分のチケットは完売致しました。ただ当日になっても大雨が続いていたので客足が遠のくのではないかと心配していましたが、結果的にはほぼ全員お越し頂いたようです。


当日、公演の前にイベントがあり、なぜかカローラの新型が展示されていました。

プログラムは、コンサートの副題にもありますように、オペラのアリア由来のギター曲を中心のプログラムで、ソル、ジュリアーニ、メルツの作品が演奏されました。



お越しになって頂いた方からは、「プロの方の演奏を聴く機会は多くないのですが、聴くとしても文化会館的な大きな舞台だったりで、六華苑のあの大きさは、演奏家との距離を縮め音の感動を広げてくれますね」「プロの指使い、タッチの強弱、特に消音を丁寧にされていて、驚きでした」などのコメントを頂きました。谷辺氏の端正かつ華麗な演奏に皆さん満足していただいたようで何よりでした。氏は近くCD録音に着手するとのことですが、いいアルバムが期待できそうです。