リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

BWV998プレリュードによるバッハ講座

2017年07月03日 13時15分59秒 | 音楽系
ギターを演奏する人のためのバッハ講座を開催しました。昨年あるギター愛好家による発表会に出かけましたが、休憩時間にどんな曲をみなさん演奏されるのか、作曲家別に一覧を作ってみました。そうしますと作曲家の中で一番多かったのがなんとバッハだったのです。ギター古典派の作曲家であるソルやジュリアーニは少数、カルリに至ってはゼロでした。バッハは根強い人気があるのに驚きました。

でも肝心の演奏では皆さんどうやって弾いたらいいか迷っていらっしゃると聞きます。そこでミューズ音楽館の講座の一環として「やっぱり弾きたい!バッハ」という講座を企画して頂きました。

当日少し会場のミューズサロンにつきましたので、お昼を例の藤井四段行きつけのラーメン屋さんで食べようと出かけました。実はミューズ音楽館と件のラーメン屋さんとは目と鼻の先。



行ってみますと、残念ながら長い行列が出来ていまして、講座の開始に間に合いそうもないので断念しました。藤井フィーバーはスゴイですね。ラーメン屋さんも藤井特需です。

さて講座ですが、まず京都在住のK君による公開レッスンからです。彼は以前何回かレッスンをしたことがあるのですが、技術的に随分向上していましたのでプレリュードは難なく演奏できていました。彼へのレッスンを通じて来て頂いた方にギターにおけるバッハ演奏の要というのを知って頂きました。



休憩を挟んで、曲の来歴や自筆譜の検討すべきポイント、楽曲の簡単なアナリーゼを行いまして2時間少々で講座は修了致しました。参加された20数名の方はメモを取るなどして大変熱心に受講されていました。同様の講座を9月3日に金沢でも開催します。今回聞き逃した方やもう一回聞きたい(いるかどうはわかりませんが)とおっしゃる方は金沢旅行のついでにぜひお越し下さい。