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恩を忘れない

ANA機内誌『翼の王国』の連載記事「おべんとうの時間」が好きである。

今回は岩手県釜石市の職員佐々木さんが紹介されていた。2011年の震災のとき、佐々木さんは避難所の仮設トイレ担当だったという。

「ある時掃除をしていたら、神戸から来た青年が声をかけてくれたんです。自分は阪神・淡路大震災の時に小学生だったんだけど、あの時一番最初に自分の所に助けに来てくれたのが岩手県警だったって言うんですよ。だから岩手で何かあったら、真っ先に行こうと思ってたって。それで警察官になったそうです。それを聞いて、涙流しながら便器の水も流したっていう経験をしましたね」

このエピソードに感動した。

助けてもらった恩は忘れてはいけないな、と感じた。

『翼の王国』(2019年9月号, p. 81)
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