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「こうありたい」が人をつくる

日経の日曜版に漫画家の里中満智子さんが紹介されていたのだが、思いの強さに圧倒された。

知能指数が大阪トップクラスだった里中さんだが、漫画の魅力にとりつかれ、漫画家になることを自分の使命とする。

「マンガを描くには土台となる勉強が必要だ、人類が記したものは全て目を通さないと。「もうね、受験勉強なんかしてる場合じゃないんですよ」。高校時代のは楽に受かりそうな近所の公立に決め、図書館の本を読みつくした」という。

高校生で漫画家デビューを果たした里中さんだが、3年生になり受験が近づくと「しばらくマンガは休んで勉強したら」と勧められる。

「休むなんてとんでもない。仕事は一生だけど、学校は一生行かないでしょ」。すっぱりと中退を選んだ」らしい。

次の言葉がすごい。

「16を過ぎたら親や周りのせいにしてはいけない。生まれ持ったものより『こうありたい』と願う気持ちがその人をつくるんです

普通の人の場合、なかなか「こうありたい」というイメージが持てないケースが多い。しかし、「どうありたいのか?」を問い続けることは、自分のキャリアを形成する上で大事だと思った。

出所:日本経済新聞(2019.9.1)
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