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『パターソン』(映画メモ)

『パターソン』(2016年、ジム・ジャームッシュ監督)

米国ニュージャージー州パターソン市のバス運転手パターソン(アダム・ドライバー)は詩人。仕事前や昼食中、自分のノートに詩を書く毎日。夜の犬の散歩中にバーでビールを一杯飲むのも楽しみである。

日々の生活を詩で表し、淡々と生きていくパターソン。奥さんから「詩を発表したら?」と言われるものの、あまり乗り気ではない。

しかし、思わぬことから、今まで書き溜めてきた詩を失うことになったとき「いったい自分は誰なのか?」「自分にとって詩とは何か?」という疑問が…。

最後の場面、謎の(ビジネスマン風)日本人詩人(永瀬正敏)による「白紙のページに広がる可能性もある」というセリフが心に響く。

自分はいったい何者なのか?」という問いについて考えさせられた。



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