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究めたいという思い

27年ぶりの無冠となった、将棋の羽生義治さん。

しかし、記録にはあまり執着がないという。

「棋士にとって、勝敗は日常の出来事だ。一喜一憂してはいられない。それよりも「将棋をもっと理解したい」という欲求がはるかに強い。大一番で負けて、その後の「感想戦」では笑みがこぼれる。対戦相手に意外な指し手を示されると「えっ、えっ」と、素直に驚きの声をあげる」

あれだけ天才と騒がれているにもかかわらず、世間の評判に惑わされることもなく、将棋の世界を究めたいという思いを持ち続ける羽生さん。

さすがである。

出所:日本経済新聞2019年3月24日, p. 23.
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