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『僕の姉ちゃん』(読書メモ)

益田ミリ『僕の姉ちゃん』幻冬舎文庫

「an・an」に掲載されていた漫画が文庫化されたもの。

30歳のOLの姉ちゃんと、新入社員の弟(僕)は二人暮らし(両親は海外に赴任中)。何ごとにおいても平均的な弟に対し、姉ちゃんはどこか変わっていて独特の空気感を漂わせている。そして、たまに哲学的なことも言ったりする。例えば、「ごみ捨て」というタイトルの回では、次のような会話が(p. 44-45)。

弟:姉ちゃん、明日ゴミの日だけど捨てるもんある?
姉:あるある。がんばりすぎる心(な~んて)

(中略)

弟:「がんばりすぎる心」以外は何かあんの?
姉:そうねえ。「バカにされた悔しさ」とか?

なかなか深い、と思った。



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