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流れを読む

ゴルファーの諸見里しのぶさんは、鳴り物入りでプロの世界に入り、トッププロへと駆け上った。しかし、アメリカツアーに参戦して惨敗。「15試合中9戦予選落ち」という屈辱を味わう。3年前のことである。

「周りのレベルの高さに圧倒されました。国内では上手い方だと思っていたのに」と彼女は振り返る。

帰国後、鍛えたのは「どんな条件でも揺れない心」「100ヤード以内の技術」「強靭な体力」だ。いわゆる、心技体である。

しかし、心技体だけでは不十分だという。鍵となるのは「」である。試合中、自分に流れがくるまでは焦らず、「流れがきた」瞬間に、一気に攻めに転じる。こうした「勝ちパターン」を知ることが勝負の分かれ目となるらしい。

ビジネスにおいても、「流れを読んで、自分の勝ちパターン」に持ち込むことは大切だ。ここぞというときに、自分が持つすべてのエネルギーを注げば、必ず成果に結びつく。「流れ」とは、周りの人の言動だったり、自分のリズムだったり、状況の展開だったりするだろう。

まずは、そうした「流れ」を意識することが大切だと思った。

出所:WEDGE, October 2009, p.48-49.
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