宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

部位別のアドバイス(その4)・・・あたま

2013年08月15日 07時54分25秒 | 診断と治療
連日の厳しすぎる暑さに、なかなか外出気分になれません

クーラーをつけた室内で、手芸をしたり録りためた映画を観たりしています

まぁこれはこれで、のんびり過ごす夏休み・・・・・です


今日のお話は、あたまです。
頭皮にはたくさんの汗をかきます。
とくにこんなに暑い夏は、いっそう汗の量は多いです。
それが髪の毛の中でむれるため、汗が皮膚にしみるように感じます。
また。
少しでも暑さを避けるため帽子をかぶりますが、汗は帽子でさらにむれるので皮膚にしみる汗は増加し、かゆみが増します。

お子様はこのあたまをかきむしることがあります。
すると、汗でふやけた皮膚に雑菌やカビが増加します。
その時間が長くなると、トビヒになって、じゅくじゅくがうつっていきます。
ですから、かきむしりは厳禁です
汗でむれたら帽子をとり、タオルで汗をまめに拭き取るのが大事です。
できれば、暑いタオルでふくと、その後気化熱です~っと涼しく感じるのでオススメですね。

カビが増殖すると、脂漏性皮膚炎が悪化したりふけが増えたりします。
ですからこの場合も、清潔にシャンプーし、汗がむれない工夫が大事です。

暑すぎる夏。
頭皮の汗にも、まめに気を配ってください

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