宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

今までに経験したことのない・・・・・

2013年08月10日 15時52分40秒 | スキンケア
暑い!!・・・・・暑すぎる!!

今日、診療を終えて2時過ぎに屋外に出ると・・・・・もわ~っと強く立ち上る熱気。
アスファルトからの照り返しの熱です。
この暑さ、ハンパないですね。
都内は38度近いとか。
我慢の限度を超えていると感じます。

この夏、日本の各地で、ゲリラ豪雨による災害が起こっています。
気象庁は連日
「今までに経験したことのない大雨」
と発表しています。
この、今までに経験したことのない・・・・・という事象は、年々増加していると感じます。
鉄砲水、スコールのようないきなりの大雨、連日の記録的酷暑、熱中症の搬送者人数の記録的増加、九州にしかいなかったクマゼミの東京での繁殖。
地球温暖化という言葉はすでに聞き慣れてきましたが、これが進行していよいよ猛威を表しつつあるとも感じます。

私が子供だったころ、日射病という言葉がありましたが、実際これで倒れている子供は少なく、子供は夏中公園などで遊び回っていました。
でも。
今は、高温の日は子供の外出は控えるように・・・と報道しています。
ずいぶん、変わってきたものです。

こうした変化は、実は皮膚にも影響を与えています。
昔の子供・・・・・昭和の子供は、夏は皮膚が汗ばんでしめっており、アセモは皮膚を乾かすためにパウダーなどを使いました。
でも。
現代の子供は、違います。
アスファルトの熱風で皮膚は乾かされ、室内ではクーラーで乾燥し、上からと下からの強い紫外線で日焼けによる乾燥もしています。
こうして、子供の皮膚は夏でもひどく乾燥しています。
この乾燥した肌に、汗をかくと、汗の刺激でひどい湿疹がおこるのです。
昔のアセモと異なり、パウダーなどで乾かしてはいけません。
むしろ。
シャワーの後の保湿クリームのケアが必要なのです
泡ででてくるボディソープ、虫除けスプレー、ひやけ止めローションなど、新しい商品でかぶれる子供も増えており、皮膚の状態はますます複雑です。

だから、夏もとにかく保湿ケア。
これは、間違いないんです

来週一週間は、夏休みをいただき、休診となります。
私は手芸などをして、リフレッシュしたいと思います。
でも、このブログは更新するつもりです。
お休み中も、お読みくださいね




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