きょうの給食は
ごはん・ミルク
若竹煮
みそ汁
ちまき
ゆかりふりかけ です。
明日から連休。5日の子どもの日にちなんですこし早いですが、
ちまきの登場です。
5月5日は端午の節句。
鯉のぼりをかざったり、ちまきや柏もちを食べたり、
しょうぶ湯につかったりしますね。
どうしてちまきを食べるのでしょう?
それは、昔の中国の話がもとになっています。
昔、中国に屈原という人物がいました。
とても賢く、正義感が強く、みんなに尊敬されていたのですが、
それをねたんだ者たちにおとしいれられ、嘆きつつ川へ身を投げます。
屈原のことを思って、皆がお供えを川に投げ入れますが、途中で魚に食べられて
届きません。そこで、笹(ちがや)の葉でもちをつつみ、湖に投げたところ、守られ
無事に届いたそうです。
ちがやの葉や竹には防腐効果があり、たましいを清める、悪いことから身を守る
力があるといわれています。おにぎりを竹の皮で包むのも、くさらないための知恵ですね。
また、柏もちに使う柏の葉は、新しい葉が出てくるまで古い葉がおちないことから
子孫が代々続くという意味があるそうです。
しょうぶとよもぎをお風呂に入れて、しょうぶ湯につかるのは、
もともとは田植えをする前に女の人が、身を清めるために入っていたそうです。
それが、武士の世の中になって、しょうぶは「尚武=武芸を磨き勝負に勝つ」
に通じることから、男の子の節句になったとか。
男の子も女の子も、どの子ども達も自然の力に守られていきいきと元気に育ってほしい
という願いは今も昔もかわりません。
笹や柏やしょうぶによもぎ、あざやかな緑と力強く芽吹く春の自然の力
に守られて、私たちは生かされているのですね。