みどりの野原

野原の便り

3月31日 奈良佐保山周辺

2009年03月31日 | Weblog
自治会の史跡めぐり同好会

何回か雨で中止になり、久々の開催だそうだ。

同じ町内でも、よく知っている方もいれば、奥さんは知っていてもご
主人は知らない方やあまりお付き合いのない方もあるので、いい交流
の場になっている。

何より、歴史の詳しい方が何人もいらっしゃり、準備もしてくださる
し、説明もしてくださるので気楽に参加出来るのがありがたい。


今日はあまり行ったことのない佐保山周辺の聖武天皇陵・・元明天皇陵
・・東大寺方面を案内していただいた。

 
 奈良女子大 明治42年の建築で今年100周年になるそうだ。

 
左)女子大前にある元交番 ここも味のある建物だ。
                       右)2階に窓のない民家 
女子大の建物が建っている所は、元は奈良町奉行所があったそうで、
奉行所を見下ろさないように2階に窓はない。 暗いだろうなあ。

 
     聖武天皇 佐保南陵         お妃の光明皇后陵

藤原氏の娘(後の光明皇后)との結婚で藤原氏の皇室との結びつきは
ますます深くなる。
それにしても後継ぎ争いの熾烈なこと。複雑怪奇。悲劇も起こる。

系統図で説明してくださったが、皇位は後になり先になり又戻ったり。
説明を聞いて私の頭の中はぐちゃぐちゃ・・整理できない。
案内役の方のよく勉強されてること、頭に整理して入っていることに
感心する。

 
奈良豆比古神社(ならずひこじんじゃ)樹齢1000年と言われるクスノキ


北山十八軒戸 
「不治の病の患者(昔の言い方でライ病)を救済するために建てられた
宿舎」らしい

 
2月堂(観音堂)お松明が駆け上がる階段を登る  法華堂(三月堂)

法華堂は天平時代に建てられた東大寺最古の建物だそうだ。
お寺の方がお堂の中の16体の仏像について説明してくださった。
1体は秘仏となっている。

聖武天皇が幼くして亡くなった子供(基王)を弔うために作られた
本尊「不空羂索観音菩薩像」は3目8手の乾漆像で、宝冠はツタンカ
ーメン・ルイ14世のものとともに世界3大宝冠と言われるそうだ。
説明によると29000個の宝石をちりばめてあるそうだ。

乾漆像というのは、木組みの上に麻布を巻きつけてその上に漆を塗り
重ねてあるそうで、作るのに時間とお金がかかることからその後は
だんだん作られなくなったそうだ。

16体のうち14体が天平時代の作だとか。
法華堂の中も外も貴重なものばかり。

 
氷室神社のシダレザクラ 満開    奈良県庁屋上から若草山を見る  
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