goo blog サービス終了のお知らせ 

大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

「カナリア諸島のテネリッファ島」

2006-04-03 | ドイツの友人からのメール
半月ほど前のメールの追伸に、
 「カナリア諸島のテネリッファ島」に行くと書いてありましたが、3日・楽しいメールが届きました.皆さんにも、ドイツの主婦のくらしの一端を知ってもらおうと、メールのプレゼントをします。

Lieber Mannsann,
お元気ですか?
カナリア諸島のテネリッファ島から戻ってきました.

 ドイツからというより、私たちの町の空港から4.5時間の飛行時間でつく所です.
家から空港までの所要時間が車で15~20分で,又 空港から南のリゾート地のホテルまで,やはり20分ほどですので,あまり苦にならない時間帯で、マイナス5度の寒さから,24度の常夏の地へ移れるのはありがたいことでした.

 今回、夫は2週間医学学会で行くので,私は家で庭仕事をするつもりでしたが,あまりに冬が長く,庭は始めたくても始められない状況だったのと,長い冬で,気持ちもうんざりしてきていましたので,1週間,のんびりと太陽を浴びてリラックスすることにしました.
 急に決めて,日数も無かったので,あるものを選ばないといけず,経済的に楽な方は”一人旅でリラックス”するには少し不安があり,中ほどのいいところはすでに満杯,飛行機さえ一部の日は取れないという有様でしたので,思い切って2か月分のお給料をはたいて,わずか1週間の為に,デラックスにしました.

 テネリッファの空港で,荷物が出てくるまで掲示板を見たりしていましたが,ほぼ1時間に1~2本の割合でドイツのいずれかの空港から飛行機がここについている模様です.
外に出ても,ドイツの観光業者の名前が付いた大型バスがズラリ~と並んで団体客を待ち受けています.一時はフランクフルトの空港もこんな感じで,日本の飛行機が着陸すると,各観光バスがズラ~ト並んでいたなあ,などと思い出したりしていました.
 今は日本からのお客も多いですが,韓国,中国の方が多いようです.
とにかく,地中海のマジョリカ島についで、このカナリア諸島もドイツの観光客に攻められ,テネリッファの南のレジャー軍団は,まさにmade in germany,日本とハワイ諸島のようなものでしょう.

 私は一人旅が心細く,ホテルにピックアップも頼んで,空港からタクシーを拾わないようにした所,なんと長い長い大型メルセデスが私一人を待ち受けていてくれました.
はずかしー,と思いましたが仕方ありません.長い長いバスに乗る団体客を尻目に空港の正面に止められた車に運転手に案内されて恭しく鎮座する羽目になりました.

 ホテルの部屋からバルコニーを通して青い海が見え,太陽がさんさんと輝き,プールで泳いで仰向いて輝く空を見て,見事に歌う小鳥の声を聞き,なんとこんな贅沢が許されるなど,私の人生であるなんて思いもしなかった...
ゆっくりゆっくり朝日のあがるのを眺め,夕日の沈むのを楽しみ,1人夜空を仰いで星の美しさに見とれなんともボケーッと1週間を過ごしてきました.

 
 処で、カナリアですが,ここに自生している鳥はなんとも美しい音色で無くのです.かごに入れられたカナリアの音色とは全く違います.正に堂々と自然を謳歌するがごとく,です.こんなに浪々ところころと歌うカナリアを、今まで聞いたことがありませんでした.

 テネリッファ島には標高3700mほどの形も富士に似た美しい山があります.
説明によるとこの高い山のおかげで北は曇り,雨の日が多く,南は殆ど雨の降らない極端な南北の違いを示しているそうです.
又,火山が噴火し,大昔からの島の様子が三分の二変化してしまったそうです.その為,北の三分の一の火山の噴火を逃れた土地には未だに太古の自然が残されている,ということでした.
 観光バスでこの山のほぼ頂上まで登れましたが,火山岩,南の降雨量の無い土地柄と北側の緑に覆われた土地というのは、なるほどこういうものか,と思わされるものでした.
オレンジの花が咲き,同時にたわわに実が実っている,レモンや枇杷の果実のある風景は,なんとなく日本への郷愁を誘います.
 ヨットクルーズで出かけてみましたが,こちらの方も満員御礼で早めに数日後のチケットを購入しなければ参加できない有様でした.いずれもドイツ語案内.何処もかしこもドイツ人,ドイツ語でほぼ通じます.
ヨットでは、鯨やいるかの群れが観察でき,船が揺れるのと,相手がすばやいのと,なかなか良い場所が取れないのとで,写真は駄目でしたが,その分目で楽しんできました.
その後,断崖絶壁なのであまり人が来ない浜辺へ案内され,ボートから海へ泳ぎに入れました.
 結構流れが速く,ボートから監視している人も,ちょっと脇へ泳ぎだすと、駄目駄目こっちに戻っておいで,と注意するので,流れが速く,50cmも下の海水は冷たく,その上元気に泳げず うろうろ泳ぎするだけだと、もう15分も浸かっていると手足が冷たくなってきます.
それでも合計何人ぐらい乗っていたのか知りませんが(100人?),海に入ったのは10人ぐらい,女性は3人のみ.
どういうわけか,私がボートから上がってくると数人が拍手してくれ,そうか,いい見世物やったんや.
 でも泳いだもの同士は気が合うのでしょうね.その後陸揚げまで和気合い合い.10年来使っていた,それも夏はどんなに寒くても都合の付くかぎり毎日泳ぎに使っていた水着のゴムがかなり伸びてきて,これは使ったから伸びたので,肥えたから伸びたのではないぞ,と言いつつ,今回新しい水着を1着新調して,良かったです. ホント.

 大抵は朝日とともに目が覚め,すぐ散歩を1.5時間ほど.それからだれもいないプールで泳いで朝食.
日陰のサウナなどのスパの所の寝椅子は抜群に寝こごちが良い上,すいているのでそこでごろ寝をして本読み.散歩か観光,夕方サウナと泳ぎを済ませてから夕食.いいでしょ.まるで天国です.
日光に飢えたた人種は肌がどんなに赤くはれ上がっても我慢して,兎に角”焼く”ことばかり考えているようで,太陽ぎらぎらのプールサイドは何時も朝食後は満員となります.
日陰を好むのは私ぐらい.もう充分日焼けしています.ので

 このホテル,シェラトンには日本レストランがなんと入っていたのです.でもシェフコックさんは台湾の人でした.
ホテルの予約は2食付.日本レストランもありますよ.とチェックインの時のフロント係りは言います.
”2食付で予約していますから一般レストランでないと?.””良いですよ.日本レストランを使ってください.””予約しますか?”
今日は満員ですが明日はOKというので,シメタ,和食が明日から毎日!
でもなんとなく半信半疑.フロントの人は運悪く,ドイツ語が駄目だった人でなんとなくお互いの英会話がすっきりしない.
レストランに行って,何でもかんでも食べたいものを注文し,お腹が一杯になり,サインをする段になってちゃんと請求書を持ってくるのです.
”やっぱし~.”ここは特注だから2食付には入らないのだ.オー,結構なお値段食べてしまった。以降一般食堂,といってもとても立派なブッフェで良いのですが,いくら立派でも3~4日ごろは食飽きというものがあります.日本人にも気に入るえびや蛸や,ドイツ人は食べないものが沢山並んでいますがそれでもうどん,ソバが懐かしくなるじゃないですか.
 でも,もう充分贅沢したしな.お値段も結構したしな.と我慢して最後の日.チェックアウトで請求書を見たら日本レストランの請求無し.どうしたの?と聞くと,だってあなた2食付での予約でしょ.どのレストランも使ってよかったのよ.な~んで今頃.分かったのかな.早めに聞いて置いたらよかったのに,ドイツ語のスラスラのスタッフのいた時に!全くもう!.

でもよかった.

ドイツに帰ってきましたら,その前日から”暖かくなってきたそうで気温も10度前後.4日前は雪だった,のに.グットタイミングです.
 そういうわけで庭仕事.3日前から池を作り直そうとして, 
昨日駄目なことが分かりました..特に機械を使わないと池に使っているシートが破れていることが分かり,その交換が出来ないのです.でも手をつけて中途半端なところですから何とかこれは出来上がらせてもらわないとどうしようもないようです.

あの1週間の休暇分は掛かるな.この池の修理.と睨んでいます.

彼も、途中でナイアガラの滝を見物したそうです.

ではお元気で



ドイツの主婦・女性は、自立している。という感じがしますね。
きっと、日本人も国際化の中で、同じような思考回路が出来あがってくるのでしょうね。
私には、あたりまえの人間らしい考え・暮らしだと思えるのですが、みなさんは?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする