柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

切口

2023-06-21 11:07:25 | Weblog

長野自衛隊基地での射殺事件も北海道での交通事故もメディアの報道方向はいつも同じです。とにかく原因追及。前者のタイプは犯人の出自から生い立ち育ちをまず暴き晒して、どうしてこうなった?何が悪かった?と下世話な深堀りに続きます。言う所の週刊誌ネタ風。決まって出てくるのが中学高校の同級生とか「昔をよく知る人」。顔写さずに上半身だけの絵で話す、中学時代にどんな人だったなんてデバガメ趣味に過ぎぬことでしょうにね。そして絶対に出てこないのが両親です、祖父母はよく出ますがね。これが不思議。本人の特定につながるなんて理由でしょうか。それとも加害者の人権というヤツ?今次の様に18歳(今時は成人なのでしょうが)とあらば「親の顔が見たい」わけです。でも、メディアはやらない、そういう取り決めなんでしょうね、つまらぬ理由を盾にしてるんでしょう上記のように。恨みがあった?それとも元々そういうヤツだった?後者ならそれ以上に追えないでしょうそれこそ人権問題です。突発的にやるにしても初めて実弾撃つ訓練で3人も撃つなんてはまともじゃないですわね。でもそうも書けないからその周りをほじくるばかりに終始するわけです。後者の場合は運転手の病気です。でもこれも書けない。となれば警察が動いてるように勤務状況、過労、体調はどうだった?と向かわざるを得ないというわけです。会社側とすれば青天の霹靂である場合やとうとうやったかぁの感想である場合や色々ありましょうが、知床遊覧船の場合のようなおいおい!ケースは却って稀でしょうし。会社も痛くない腹を大勢寄って集って探られて晒されるわけです、メディアは弱い者いじめするしかないのです。加害者が一番弱いはずでしょうがいいえ、彼らが彼らの家族が実は一番強い(捕まっているし、世間の批判には晒されますが)のです、弱いのは雇い主です。正義の味方たちは相手が強く出られぬを知って責め続けます。まことに胸の悪いことではあります。もっともこういう私も週刊誌記事を面白く読んでいる口ですが。いかがですか。

 

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