字幕

ホワイトハウスでの大統領記者会見が報道されてます、炸裂してますトランプ節。fake news。とことんやりますね、余程に頭にきてるんでしょうな。それだけの仕打ちを受けてきたということですけれどね、私たちにはわからぬことではあります。ごく一般論言えば今後マスコミを敵に回すは良策じゃないですわね、子供でもそう言いましょう。でも、こう煽れば連中は箸の上げ下ろしに至るまで（彼は箸は使わないでしょうが）報道します、粗捜しに走りましょう、それもトランプさんの狙いだったりして。quiet!quiet!と記者の発言を遮る場面が流れてました、黙れ！黙れ！とテロップ出てました。こういう時の quiet が、黙れうるさい！というニュアンスなのか、お静かにというニュアンスなのか、わからないでしょう？字幕の威力ですね。思えば映画館で外国映画見てるのと同じです、字幕の日本語のニュアンスでいいのかどうか考えてませんし、翻訳者の思い通りに誘導されてるわけですからね。ゴルフの中継でグリーン上のパッティングの前に係員が観客に向けて Be quiet の札出しますね、あれはまさか　黙れ！じゃないですよね、お静かに願います、ですね。フィリピン大統領の売春婦の息子発言もどう訳すか（どんな字幕出すか）で全然違うことになるでしょう？やかましい！黙れこの野郎！なのか　お静かに　なのか。トランプさんなら前者の方が面白いし似合いましょうが本当にそうか。マスコミのこういう誘導を私達も気づかねばならぬことですわね。
　船村徹さんの死亡記事、報道です。文化勲章受けた人だからでしょう大々的です。どの新聞も多く紙面を割いてます、ＴＶも長い尺です。どのＴＶでも村田英雄の王将が流れます、ああ、この曲かぁ。美空ひばりのみだれ髪が絶品と私は思ってます。この人の曲は沁みますね、日本人の琴線を心得ていた人なのでしょう。北島三郎の四歳上の師匠だったそうです。合掌。

処刑

石原さんの公開処刑が近づきます小池劇場です。焦らして向こうが動くのを待つ。短気のアスペルガー系の石原さんをうまく刺激する。屈辱には我慢ならんと言わせて、そんなことではなくて都民が知りたいファクトを教えてもらいたいだけとシレっと流す。何でもかでもを都民ファーストにねじ込むのはずるいのです、選挙民を市民を住民を盾に敵を作るのは橋下手法そのままです。ふわりとした民意、でしたか向こうは。こっちは都民ファースト。石原さんも何を証明しようとするんでしょうね、俺が悪いんじゃないと言いたいのでしょうけれど。小池さんは当時の当事者ではない強みです、事実を！と言い続けていればいいのです。勝負は端から見えてるのです、どこまで押し返せるかなのですが、藪を突っつく虞は大きいですね。内田さんだけじゃなく都連会長だったジュニア（この人も影の薄い人ですが）に累が及びますよ。見ものではあります。
　金正男暗殺事件、しつこいですねＴＶは。それだけ北朝鮮で食ってる学者や専門家が多いということです。まぁ出て来ること出て来ること。ＴＢＳがもともとこっち系です、さぞや利権を握ってるんでしょう、特に熱心ですよ。絵解きは楽しいのでしょうが、大した話題じゃないですよね。すでに食傷です。でしょう？

推理

昨昼のＴＶは女工作員も殺されたと言ってましたが、今朝の新聞では捕まったとあります、金正男さんの暗殺事件です。スパイ映画かやくざ映画かと見紛う事件ですが、今朝の日経のコラムは彼を寅さんに擬えてました。寅さんと妹のさくらは異母兄妹です、その関係で。だから気を遣って近くに寄りつかなかったんだまさおさんは、という推測ですが、将軍様にとればうっとうしい存在でしかなかったんでしょうね。でもしかしＴＶや新聞はこれでもかと採り上げますね、そんなに重要事ですかねぇ。これでもかと北朝鮮専門のコメンテイターが出て来て勝手なこと言ってます。どれもこれも安物の推理に聞こえます。中国の転覆陰謀を潰したという解釈が本当なら、という流れですが、それなら直に当の本人をズドンと殺ればいいのにと、今日も思ってます。
　受動喫煙を防ぐために飲食店を全面禁煙しろという無茶に対して自民党がヒアリングを開いて日本医師会も呼ばれたんだそうで（一応専門家ですからね）。煙草は健康を害するのだから全国全面禁煙すべきだと賛成論ぶったそうです。バカですねぇ。煙草吸いが全員病気になるわけじゃないんですよ。煙草吸いの隣で煙吸い込んでる人が皆病気になるんじゃないんですよ。建前論、ゼロ信仰、zero toleranceを振り回す奴ほど処置悪いのはいません。特に医師会とか何とか会とかの圧力団体然としてる連中です。相手が議員ですからね、これぞ究極の利益相反ですよ、言う事聞かねば票入れぬぞという前提での話ですから。賄賂持って行くのと同じことでしょう？談合ですわ。ここではお前の言うこと聞いてやるから、こっちでは便宜図れよって。煙草は健康被害をもたらしますという前提。誰も否定しきれない正論を盾に威張ってる。バカですねぇ。ヒトは色々ですわ、そういう個人差を認めぬような強制はまっぴらですね。バッジや肩書でしか物言えぬ奴のぺラぺラさです。
　

暗殺

今日は昼時間に書いてます。
　北の若き将軍様の異母兄、金正男さんが暗殺されたとのニュースです。このまさおさん、かつて日本に来ていて見つかって時の外相田中真紀子さんがビビっちゃって早々に送り返した事件がありましたね。後から、どうして返したんだ、絶好の人質だったのになんてやんやの非難でしたね。返してから言うんですから何でもありですわ。私にでも言えます。面倒だったんでしょうねそれはわかります。捕まえたら捕まえたでその理由とか拘留期間、どこで？誰が相手するんだ？とかめんどうくさいですよ。さっさと返せ！これも仕方ないことだったんでしょうが、あのまさおさんです。久しぶりに顔写真見ましたが、おうおう、あの時のまんまの悪顔。悪人顔。正日さんが死んだ時に跡目争いになって、結局今の将軍様になって、異母兄となれば仲がいいわけもないことでしょうしね。本人もそれを知って地元に寄りつかずあっちこっちにいたんでしょう。せめて遊ぶ金くらいは直系の男子とあれば渡さぬ訳にもいかずだったんでしょうけれど、それもうっとうしくなったか将軍様。ニュース見ていると女工作員にやられたそうです、鼻の下伸ばしている間にきっちりハニートラップにかかって？新聞には毒針とありましたよ、毒殺。で、今ニュースやってますが、その女工作員も殺されて口封じされたとのことです。後ろから糸引いたのは中国で現体制を転覆させる目的でまさおさんを擁立してクーデター起こそうとしてたんだそうで、それを阻止した顛末だそうです。おいおい、映画か？また派手にやるなぁ。後ろに中国がいる？安物のやくざの跡目争いドラマですねこれじゃぁ。「相棒」のほうが筋凝ってるぞ。北朝鮮用のコメンテイターの辺さんは血の繋がってる肉親に手を掛けるとは何事か、崩壊の第一歩だ！とおかんむりですが、一方でこれで現体制が一層強化されたという評価もあるようです。どっちなのよ？とまれ、邪魔者は消すの恐怖政治は、ヒトラーがそうであったように、スターリンがそうであったように、毛沢東がそうであったように一時は続くのでしょうがやがて滅ぶ運命です。歴史が雄弁に教えてくれてます。暗殺劇がこんなに簡単に（結果だけ見ればの事ですが）できるのなら、将軍様を直に殺ってしまえばいのにと思いますがね。トランプさんも危ないんでしょうねぇ。

敵国

北朝鮮のロケット、弾道ミサイルだそうですが、どんどん性能が上がっていると軍事評論家達も平気で言ってます。本当に若き将軍様の言う通りに太平洋を越えてアメリカ本土に着弾する代物なのやもしれません。もっとも距離がありますから仮に発射したとしても太平洋のどこかで迎撃できるんでしょうね。そういうミサイルの開発模様はよく聞くことです。でも日本には？こんな近い距離で、それこそ何分何秒のレベルの事ですよ、迎撃できる筈がないです、準備してる間に届きます。それこそ弾こめてるうちにやられてる、の態。だから安倍さんがいちいち噛みついて国連に安保理にと言い募り、今回はトランプさんに脅しをかけてもらったわけですが、さて将軍様は如何に。しかし考えるにあの技術向上はどこからもたらされているのでしょうね。日米が経済制裁しているだけで世界には北朝鮮を認めている国の方がうんと多いのです、だから貿易益は十分にあるのでしょう、それが国民に分配されていない（のでしょう）から非難が大きいだけで。資金はあるんでしょう。自国で開発してる？じゃないんでしょう？どこから？中国？ロシア？中東、インド、パキスタン？核持ってる国は結構ありますし、原子力の平和利用（原発売り込み）もこっち利用もその実は同じことなんですから、とやかく言われる筋じゃねぇ！と言い放つは理不尽でもありません。北朝鮮の仮想敵国はアメリカです、加えてその同盟国としての日本であり韓国です。ブラフの応酬でしょうが、向こうさんも本気で揃えて来てるというわけです。自国で自国を守りましょうよ。そういうことなんでしょうにね。

政治

America stands behind Japan.100%.thank you. 北朝鮮のミサイル発射を受けて緊急の記者会見、安倍さんの隣に立ってトランプさん言ってました。予定にないことだったでしょうにまぁ親切なことで。というか安倍さんのドヤ顔、安心顔ですか見るべきは。今次の会談での土産は多いですよ、評論家達が言うように尖閣が安保の範囲内だと確約もらったこと、日米同盟が確固たるものであることの確認。中露に顔が立ちました。いよいよ世界の仲介役、フィクサーとして立ち回れるとの思いもあるでしょう。でもこうなるとなお一層北方領土の返還は困難になりましょうね、プーチンさんが渋る理由に上げたのがここにアメリカの基地ができた日には・・でしたからね。ま、こちらは措いて。冒頭のセリフは私の拙いヒアリングですから違うかもしれないのですが、このニュアンスがどうなのかなと思ったわけです。stand behind です。後ろ盾になってやる。こういう日本語のニュアンス通りなのか、属国扱いなのか。俺を怒らすな。そういう威嚇であったのでしょうあの場にわざわざ同席したということは。となれば明らかに親分子分というか、ヨヨと縋りついてる、言いつけてる見栄えが悔しいことです。そこまで頼らねばならぬのか・・という落胆と言うのか。自国を自軍で守れない。この不自然です、その対価として従属せねばならぬ現実です。親分の機嫌が悪ければ飛んで行ってなだめねばなりません。安倍さん見てるとそういう気がしてきます。もちろんそれが政治だと強弁はできましょうが。

性格

トランプさんはサイコパス。彼が普通じゃないことは皆分かってますが、やがて必ずこの手の「素人騙しの専門的評価」が載ります、多くは週刊誌です、多くは決めつけです独善に傾いてます、もっと言えば受け狙いの内容です。週刊文春の今週号、文芸春秋の今月号に同じ著者で同じ内容で載ってます。文藝春秋は月刊誌とはいえ内容は週刊誌的です、この手の記事はよく載ります。サイコパスとは最近よく聞く（読む）ようになった医学用語、病名です。サイコとは「精神に関連した」という接頭語です。根性とか熱情とかスピリッツとかそういうニュアンスではなく、病的なニュアンスです。psycho- と書きます。psychiatry は精神医学、psychology は心理学です。そのものズバリのサイコというヒッチコックの映画がありましたね。あの含意です。psychopathy サイコパシー、辞書引くと精神病と出ますが、治療を要する病気の手前の精神的な異常、普通でなさというほどの意味で使われてます、それを略してサイコ。人格異常という言い方もありますが、これは精神科の医者は精神病と区別してます。自閉症とも違います、ＫＹとか片付けられないとかじっとしてられないとかこちらはかなり認識が広まってますが、こちらはサイコではなくて。虚言癖、放言癖、他人を騙しても社会規範に反しても悪びれない、あれこれ特徴があって、それは記事を参照してもらいたいですが、十分に迷惑な人達です。平たく言えば詐欺師、人を傷つけても平気。常識の通用しない奴ら。育ちや文化文明の所為ではなく生来生得のもの。精神科はこれは性格であって病気ではないという区別をしますから病人としての対応ではなく、つまり治療せよの対象ではなく、単に虞犯者なのです。おかしな奴、危ない奴。せいぜいがカウンセリング止まり。それも本人に自覚があればの話（ないことでしょうけれど）、周りが連れて行けばの話です。世の中の天才達は程度の差こそあれサイコである、あるいは自閉症スペクトラムであるという評価を聞きます読みます。凡人にない才能を持つ人は凡人の持つ何かを欠く。それこそ凡人にも理解し易い理屈で説明されてますね、飛び抜けた才能を羨ましく思う気持ちを相手に欠けている部分で相殺するゼロサム的な納得です。ザマ見ろ的な。ま、それは措いて、サイコです。そういう危ない奴が核のボタンを握ってるという恐怖ですか。それこそ大阪人張りのいてまえ！でリスクを顧みずに突っ走る、行くだけ行ってダメなら逃げる、そんな感じです。ポリコレ棒にがんじがらめにされた慎重居士の真逆路線でうまく行く場面ももちろんありましょうが、必ずぶつかりますね、そこでどうするかです彼が。入国禁止大統領令が司法に仮処分停止されて、最高裁の裁定待たずに次の大統領令で応ずると言い放ってます。この流れですね。自国の安全保障は何よりも優先されるべきだという大義名分をどこまで押し通せるか。さて、どこまで振り回されればアメリカ選挙民達は気づきましょうかね。この振り回され感こそが、いかにポリコレ棒に対して萎縮して来たか、いるかの証明です。４９の方は端から大反対ですが、５１の方がいつ反応するか。ポリコレ棒を懐かしく思う時が来るんでしょうか。

予想

各地で天気予報通り大雪の模様です。鳥取ってあんなに降るんですか毎冬。同じ日本海側裏日本と括られてますが北陸新潟とは違うんだろうと勝手に思ってましたが、今次の大雪はすごいことですな。西日本で大雪だと何日も前から予報出ていて、どの局でもローカルニュースで嬉しそうに注意喚起して、果たして山口でも山間部や山口市では積雪だそうですが、当地柳井はケロリと晴れて冬の青空です。放射冷却とやらで気温は低く風は冷たいのですが雪のユの字もない、それ以前に雲がない晴天です。元々当地は山口県の中でも一二の温暖の地で雪などめったに降りませんし、あの大仰な予報を見て皆嗤ってましたが、果たしてその通りで。もっとも予想は当たってたのです、柳井に降らなかっただけですからね、西日本には大雪です。当たりです。総論各論という区分けがあってあれこれの言い訳に使われる都合のいい言葉なのですが、実は人生の真理であって且つ瑣末な多数決にも汎用される。一箇所降れば（当たれば）いいんです、正答です、他には降らずとも。その逆も真です、一箇所外れてもそれは無視されます。そんなこともあるよ。誤差ですよ。ヒトの行動や考えに関することなら個人差で処理されて。降雨確率が典型でしょう、雨の降る確率が30%って何？三割という感覚自体人それぞれでしょうにね、若いお姉ちゃんアナウンサーが笑顔で読むわけです。降るの、降らないの？世の中曖昧に回っています。科学は確かに自然の物理現象の数式化として発展してきました、現にそれができたから世の中は便利になってきた、普遍性を得て世界中で工夫や発明が繰り返されたのです。リンゴが落ちるのを数式化したからロケットが飛ぶ新幹線が走る。でも、その自然現象と言えども逐次変化しているものを数式化はできませぬ、非線形とかファジーとかこういう「科学」が確立されてはいますが要はわからぬことをわからぬと言わぬのですね、何とか数字に変えたい。降雨確率がわけ分からないのは正しくないからです、真実突いてないからです。ましてやヒトの社会を科学するなんてのがドダイ無理な話なので総論各論の区別で誤魔化すは当然だと思っていますが学者はそうは措きません、すぐに数式化したがる。何％正しくて何％間違いだなんて無茶を言う。それが正しい評価だと強弁する。じゃぁどうすればいいと言うんだお前は？わからぬことはわからぬと言えばいいですね。わかっていることだけを示せばいい。どこに高気圧があってここに気圧の谷があります。今からマイナス30度の寒気に包まれますから寒くなりますよ雪が降りますよと教えてくれればいい。台風がどこそこにありますと教えてくれればいい。何だか妙な噛みつきになってしまいましたが、私自身は曖昧を愛してます。所詮は曖昧から抜けられぬのですから。いえ、科学や文明の恩恵は有難く思ってます。憎らしいのは学者や専門家達の訳知り顔だというわけです。

強烈

傷だらけの天使、見ておられますか。午後9時からＢＳ１２です。前にも紹介して昨日までの3回を見ていますが、おお、こりゃ凄いなと。このドラマいつのことだったかとググるとすぐに出ます、1974年10月から翌年3月までの半年。半年かぁ。高三生の秋から受験にかけてのど真ん中です、昭和49年の10月に長嶋の引退セレモニーですから。土曜日午後10時からと放映だったと。そこを覚えてないということはきっちり見ていたのではないのでしょうし、内容見ていると親の目を盗むには・・ということだったんでしょう。と遠くを見る気分になってますが。深作欣二とか神代さんとか名だたる映画監督が作ってるからでしょうか、強烈ですわ。昨夜は裸がバンバン出て来て。あの時代ですからさぞや有害番組とかで叩かれたことでしょうと思い遣りますが、でも今見ても強烈です。同年輩の諸姉諸兄、ぜひご覧ください。あの頃が蘇りますよ。相棒でいまや性格俳優の態の水谷豊が弾けてます。こちらも面白いと思いますよ。彼が表に出た作品でもあるのでしょう。
　昔話続きで、ＮＨＫの朝ドラはどうです？子供服メーカーファミリアの物語ですが、若者向けのメンズメーカーが出て来るんです、番組ではエースという名ですがこれＶＡＮですよね。とニヤニヤ見てます。石津謙介さんのＶＡＮ。創業者と対で覚えてるのはこの人がはしりじゃないですか、自分の名前は入ってないですしね。ＶＡＮのアイビールックは一世を風靡しましたし、今現代でも立派にメンズファッションの一類型を保ってます。でもやはり、どんな服もそうですが、細身じゃないと似合わぬなぁと定番の細身のコッパンにチェックのジャケット姿見ながら、またまた遠くを見る気分でいます。

常識

三浦朱門さんの死亡記事のことを先日書きました。奥さんの曽野綾子さんのコラムが産経の毎週水曜日なのですが昨日の文の最後段にさりげなく触れておられました。さすがにいつものトーンと違って、でもさすがの書き手ですわずか数行ですがぐっと読ませます、読後にしみじみします。抑揚の利いた深い感情というやつです。こういう文章をこそ書きたいと願うのですが非才凡才は仰ぎ見るのみです。
　大阪の立ち小便訴訟、新聞のベタ記事ですが面白いですよ。駐輪場で立ち小便したそうで、それを見咎められて軽犯罪法違反に問われた者が訴えて、地裁が無罪出したのに行政が控訴、高裁が逆転有罪判決して9900円の科料を命じたんだそうです。法律には立ち小便してはならぬ所は「街路や公園、その他の公衆の集合する場所」とあって、駐輪場がそこに相当するかどうかが争点だったそうで。ううむ、なるほどねぇ。法律家達の嬉しそうな、熱くなりそうな瑣末の解釈ですな。罰金（科料です正式には）が9900円てのがミソですか、金の問題じゃない！って見栄切れますから。原告の弁護士は駐輪場は私有地だ、街路とは納得いかぬと上告する構えだそうです。裁判費用が大変ですが、こんなことで最高裁が審議しないでしょうなしかし。それと今後の社会規範という意味合いもありますね。これ無罪にすると駐輪場や駐車場、ばかりか私有地であれば立ち小便ＯＫとなりますよね、それこそ判例になって法律屋連中の盾になってしまいます。社会風紀の問題、国民度文明度の問題になって行きます。先進国の国民のすることじゃないですよ立ち小便なんて！なんてお下劣お下品！高裁判決が妥当ですわね。ですよね。