柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

フェア

2007-12-15 08:43:00 | Weblog
佐世保の散弾銃乱射事件、犯人の自殺で早々に終結です。犯罪もアメリカ化です。このパターンはアメリカのものでしたよね、高校生やら大学生やらが無差別に乱射してその後自殺するパターン。ふうむ、またこの男、いじめられたとか不遇だったとかの手記なりブログなりが見つかって、マスコミが囃すんでしょうね。散弾銃では防ぎようがないんでしょうか。不法所持ではなかったようですから。病人だったなら、どうして野に放っていたかという咎めです。人権主義者さん達、こういう時にこそあなた方の意見を聞かせなさい。
 大リーグの禁止薬物使用疑惑事件。これもアメリカらしいと言えばそうですね、こんなはっきりと、当該機構と関係のない組織がざっくり公表するなんて事、日本ではあり得ないことです。日本でも第三者機関の審査や監査と叫ばれていますが、その実は全然「第三者」じゃない奴らだったりして、いわゆる猫に魚の番をさせる状態が日本ですわ。そして隠す隠す。権威がつるんで話を閉じるが日本のお定まりですから、こういうざっくり劇には爽快感さえ漂います。言われた方は大変ですが。ボンズはクロなんでしょうね、クレメンスが驚きを呼んでいるようです(しかし私達も野茂、イチローや松井のお陰で大リーグの選手の名前多く覚えましたねぇ)、そしてなんと飛び火して阪神ウイリアムス。これがクロなら、おお、阪神痛たっ!これは措いて。ステロイド使用、これがそんなに悪いことですかねぇ。おかしな事言いますが私は前からこう思っています。こういう理由なんでしょう、一にこんな薬使って体大きくして人に勝とうなんていう根性が気にいらん、使わないで努力している者に対して狡い、フェアじゃない、二にこの薬で体を壊したらいけないから、つまりこういう傾向を若い連中に拡げたくないから、三にスポーツ界としての原理原則、体面。どれも十分に肯けることですが、でも、自分の体に注射するんです、しかも自分の意思で金払って。その副作用も何も自分が被ることです、その意味では勝手にすればいいことの範疇でしょう。フェアかフェアじゃないか。薬物使用は禁止されているのでしょう、それはルールであって彼らのルール違反は間違いのないことです。でもフェア云々はルールとは違う次元です、彼らの心根の問題です。彼らが体を大きくしてパワーを付けて人より抜きん出たいと思えばこその行為です、薬を使うことにさほどの罪悪感を持たなかったと言うだけのことです。何度も言ってきたことですが、私やあなたがステロイド注射したところで、バリーボンズになれやしません。元々立派な体を持ち、優れた運動能力に恵まれた彼だからこそ今のボンズであるわけです。まるで人造人間かサイボーグみたいに言うのは間違いです。どこも「改造」したわけではないのです。若い奴らが安易にこの方法に頼るは確かによくないことでしょう。でも、人間には違いないですわね。先に女スプリンターが告白して記録を全部抹消されていましたが、彼女はちゃんと女で、ちゃんと公の場で走って作った記録に違いないですわね。まるで、彼女は普通の女じゃなかった、ロボットだった、なんて言いぐさです。人間の記録に違いないですわねぇ。そう思います。如何ですか。
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