柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

モラル

2007-12-16 11:31:57 | Weblog
お陰様で10周年を迎えることができました恒例クリスマスロックンロールパーティー、いよいよ一週先に迫りました。当ホームページのトップページにご案内しておりますのでご覧下さい。今年はいつにも増して「たっぷりビートルズ!」でお贈りします。他には、これも毎年出てくれますベンチャーズバンド、ザ・ヴィンテージが演奏します。どうぞお時間の合う皆様方、お食事されながらお酒を召し上がりながらビートルズサウンドをお楽しみ下さい。生バンドの音はきっとあなたにご満足をもたらすことでしょう。ご来場をお待ちしております。
 今日のTBSの朝番組、大リーグ薬物使用問題に張本噛みついてました。あんなにあからさまに公表していいのか、どこまでがクロでどこからがシロなのかが明確じゃないのにあんなに悪者扱いするのはいかがか。薬物使用になんの規制のなかった時代があるのに、なんて言ってました。薬物はいけない、それは確かなことだ、とも。なんだか、これもおかしいでしょう。どうして薬物がいけないのか、そこに誰も触れない。みんながそう言うからそうなんだ、常識的にそうだろう、ですか。十分に人より優れた運動能力を持つ者が、より高いレベルに上がるべく体を鍛える、その一助として筋肉増強剤を使う、効果は如実に現れる。安易ですか?その人達も薬物使わない人達と同様に、いやもっとハードにかも知れない、きつい練習してレベルを維持し上げていくんです。昨日も書きましたが、私やあなたがこの薬を使って、明日目が覚めたらものすごく足が速くなっていたとか、ものすごい球を投げられるようになっていたなんてことはあり得ないのです。もともと人並み外れた能力のある奴こそに意味のあることなんです(いえ、そりゃ例えばボディービルダーとか筋肉オタクとかにも需要があるに違いないし、より男らしくなんて強精剤とかバイアグラと同系薬かと思い違いする奴もいるやもしれないですが)。よく映像流れますね、ボンズやらマクガイアーやらの若い頃と今の体格の余りの違い様。これが何よりの証拠だってこの映像は示してます。でも、そんなに目を三角にして咎めることなんでしょうかね。昔の記録と比べられなくなる、純粋なヒトの記録じゃなくなる、なんて言うんでしょうが、こんな薬剤のなかった時代は一所懸命に走るしかなかったなんて。じゃぁトレーニング器機の進歩はどうなりましょうか。私のような素人にでも分かりやすい例で言えば、高校野球です、走れ走れでやってきたところ、徳島の田舎高校池田がウエートトレーニングして体を筋肉を鍛えて腕っ節を強くしてガンガンやった、それ!とばかりに全国が右に倣った、金のある高校は立派な器機を揃えた、ナイター設備もそう。こんなのはその頃より前にはなかったことです。もう一つ、ハンカチ王子が高圧酸素カプセルに入って疲労回復を早めたって話もありましたね。イチローも使っているそうです、この機械使用のスポーツ方面での嚆矢はかのベッカムがワールドカップ前に骨折してこれ使って驚異的に早い回復を得られたって話でしたね、時の英国首相が小躍りして喜んだってことでした。こういう器機はいいんですね。こういう器機機械のなかった時代とは記録比べられるわけですね。つまり薬がいけない。それならそうと、ちゃんと定義なさいということです。薬使ってまで、そこまでやるか?!という好き嫌いの誹りになってます。TBSの朝番組で大沢親分も言ってました「モラルの問題だ」って。それならそうとちゃんと言いなさいということじゃなんでしょうか。高圧酸素療法とステロイド剤使用の違い。もっと言えばドーピングの意味。風邪薬に反応するような試薬を使う意味は?「生身の人間」の記録に拘るなら、「純粋な人間さ」をちゃんと定義なさい、です。スポーツする人間は薬飲んじゃいけません。こっちにばかり極端化します先鋭化します、これを大仰にはファッショと言います。本来の目的から大きく外れて端々の些末な縛りばかりが大きく膨らむ。こんな馬鹿なことないでしょう?どうしてステロイド剤使ったらいけないのだ?いけないと言ったらいけないんだ。社会党の女党首になりますか。いけないことはいけません。これは人の社会秩序に関わる事項には成り立ちます、証明の必要のない公理のようなものです、例えば人のものを盗ってはなりません、人を傷つけてはなりません、人を殺してはなりません、などです。でもこういう場面では証明理由立てが要ります。禁酒法下のアルカポネはいくらでも現れます。北朝鮮のように国ぐるみでやる奴らもいます。文明の進歩で薬が世に現れた、そしてまた同じように技術の進歩でそれを厳密にチェックする手法が開発される、そしてそのチェックを逃れる同等薬が現れる・・。細菌と抗生物質との関係そのままです。モラルの問題ならそうだというべきでしょうね。モラルに悖る奴らは公式競技から除外すると規定すればいいんでしょう。でも、こんな文言はすぐに死文化されましょうね、拡大解釈が可能ですから。日本にはないですよ、とこの番組の二人は言ってましたが、本当かい?皆さんの頭にすぐに浮かぶでしょうあの二人が。清原と貴乃花。清原の昔の映像と今を見れば一目瞭然。この男が筋肉トレーニングにいそしみますか?アメリカ行ってトレーニングしてそれであんな馬鹿でかい体になったでしょう。もともと格闘技趣味のある男だそうです、喧嘩好きなんでしょう、腕っ節に憧れるオタクのやりそうなことです。で、不釣り合いにでかくなったものだから体のあちこちが悲鳴を上げるんです、怪我ばかりしているのもその証拠です。病気でもなく、ステロイド使用もせず、自然にでかい男であれば(もちろん身体能力に優れていれば)走り回れるんですNBAやらNFLの選手見てご覧なさい。清原より一回り大きい選手が走り回ってますよ。貴乃花、この人も急に大きくなったですよね。ちょうど横綱に上がろうかという時期です。この人、関脇大関の時代は細身ですよ。この体の大きくなり具合も不自然です。相撲止めた途端にまるで風船がしぼむように「ガリガリ」に痩せたでしょう。あれも不自然ですね。例えば北の湖、朝潮、大乃国、舞の海、北の富士、千代の富士などなど誰を見ても相撲止めてもそんなに体型変わってませんよ、ますます肥える奴はいても痩せるは病患っている者くらいじゃないですか、大鵬のように。でしょう?日本人が使ってないなんてのは嘘でしょう。清原にドーピング検査したことあるんでしょうか。ないんでしょうね。巨人馘首になったときがチャンスだったんでしょうが。都合のよくない奴には知らん顔を決め込んで、各人の規範意識(モラル)に逃げ込む。これもとっても日本らしいことで、いいんでないんでしょうか。本当にそうですか?
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