柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

不運

2014-03-23 09:17:21 | Weblog
高梨嬢、ワールドカップ5連勝で今季18戦中15勝、残りの三つも2位二回3位一回だそうです。圧倒的成績です、まさに世界一、第一人者。表彰台に上がらなかったただの一回があのオリンピックだったという、これ以上のドラマがありましょうか!です。平凡な解説や評価はさておき、さぞや口惜しかったことでしょうねあの時は。改めてそう思いますねぇ。
 鶴竜、昨日の白鵬戦は見違える相撲でしたね。この人は引いて、はたいて、いなしてのイメージが強いです。日馬富士戦がそうでしたね、いえ、これとて他に見方はありましょう、立ち会い強く当たったからいなしが効いたということなのでしょうが、四つに組むを避ける相撲には変わりないです。横綱にはそういう相撲を期待しますしね。いままで押し相撲で横綱になったのは古くは琴桜、保志(ホクトウミ、漢字を忘れました)、曙ですかね。武蔵丸もそうでしょうか。鶴竜は日馬富士と同じく体の小さい人ですから、今こそ勢いがありますけど、日馬富士と同じようにいい時と悪い時の差の大きいことになるのでしょうね。大関も横綱も粗製乱造が続いているのですから、ここはひとつ、と思いますけれど協会とすれば、卑しくも国技と名乗って利を得ている(公益法人ですから)番付にモンゴル勢だけが三人も横綱に並ぶという異様にももはや何も感じないことなのでしょう。
 新聞コラムにありましたが、面前DVという言葉ご存知ですか。誰の面前かと言うと、子の目の前でという意味だそうです。子の目の前で両親が殴る蹴るを見せる。夫婦喧嘩ですよね。うちはこんなでしたよ常に。ああ、今時はそう呼ぶんですか、そんな特別なモノなんですか、という感想です。反面教師にはなります。こういう親にはならずにおこうとは教えてくれましたね彼らは。もちろん当時は(こちらが幼いうちは)泣きながら止めに入ってたものですが、中学上がってからは見てましたね、こっちも慣れて。でも、自分では関西のドツキ漫才のノリでやってたことですが人の頭をはたき(叩き)過ぎると他人に指摘されたことはあります。ああ、そういうことを自然に知らずにやってたということかとハタと気付いたことがありました。このコラムにもそういう流れで書いてあります、言う所の家庭環境ですね、殴られて育てば子を殴る、虐待されれば虐待する、されたことをする。これは人の常です、これも躾の一つですわね、刷り込み。親を見ながら育つ。親の背中を見て育つ。サクセスストーリーなどによく出てくるフレーズですが、これはいいことばかりに当てはまることではありません、こっちにもぴたりと合います。トラウマなんて大仰に言うつもりはありませんが凡百の専門家のように、でも思い出すと嫌なもんです。だから我が子の前ではそんなことはしないとやってきたつもりなのですが、連中に言わせれば殴る蹴るがなかっただけだったと「回顧」しますから、ううむ、やはり刷り込みとは怖いことじゃのうなのです。親を見ながら子は育つ。こればかりは大真理です。親になり、孫ができすると、こういう記事が沁みる気がします。
コメント
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