柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

良心

2014-03-11 08:23:52 | Weblog
遠藤がどうのこうのよりも、昨日は日馬富士が迫力満点でしたね。ああいう相撲をずっととればいいのにと平凡に思いました。あの強烈な下手投げ、遠藤がひっくり返された上に土俵の上でくるりと回りましたからね。初日は惜しかった、負けましたけど、ああこりゃ本物じゃのうとも思いました。が、昨日は完全な力負け。歴然たる差。今日がまた楽しみです、白鵬戦です。
 STAP細胞、受難です。後ろ盾の教授が論文とり下げろと言ってます。業界人としての良心なんでしょうね。この人の顔見てるとずるい人じゃないとわかります、轟々たる批判(こういう時に尻馬に乗って叩く輩は山とおりましょう、だから初めからおかしいと思ったんだよあれ、とかなんとか)受けて、守り切れぬとの判断でもあったのでしょうが、それよりも学問の質を守ろうとした、科学のレベルを守ろうとしたという、それを良心と言ったのでしたが、そういう決断でしょう。論文に自分の名も載っているのです、というかこの人が認めたからという価値づけの論文です、世界的に十分に名の通った研究者です、その人が自ら一敗地にまみれる道を選択したわけです。もちろん、もうこりゃダメだとの判断でしょう。自分が細部までチェックしなかった結果ですからね、そういう後悔もありましょう。でも、やはりこれは研究者としての良心でしょう。理研のメンツ、ひいては日本の研究自体が疑われる(前にもこんなことがありましたよね)という咎めもきついことでしょうが、科学者の良心でしょうねぇ。そう思いたいですね。どこかの誰かがこのやり方でSTAP細胞を作ってくれたらまた展開がガラリと変わるのでしょうが、どうなりましょうか。
コメント
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