度胸

北陸道ＳＡでの夜行バス追突事件、ＴＶが盛んに強調するところによると、運転手の居眠り（睡眠時無呼吸症候群でチェック受けていたけれど医者からは就業可能の診断書が出ていると会社の社長が会見で言ってました。後でほじくられる前に先に言うとけですね）か、意識消失です。後者は病気なのに・・の咎めです。けいれんの既往があるのに薬飲んでなかった（何例もありましたから）、こういうことは起こりえるとわかっていたのに運転させたという責任追及。さてさて。本人が亡くなってますから診療歴を洗うしかないことですが。
　三重の中三女子を強殺したのが高三男子だったという顛末。見知らぬ相手に単純に金目当てに殺す。ま、結果として殺してしまったというのが実のところなのでしょうが、この「普通の犯罪さ」がどうでしょう。色恋沙汰ではない、通り魔犯人の若年齢化。こんな若い奴がやるか？の怖さですか。それとも色恋じゃない分、特例化できましょうか（こんなことは例外的だ）。それとも、こんなもん？治安がどうのこうのではない、社会規範と言うのか道徳観念と言うのか、そっちの衰えにも思います。つまりガキの教育、躾。大人達よ！でしょう？
　今度は病院火災です。うるさくなりますねぇまたまた。先の有床診療所の死亡火災事故から間がないですから、行政がまた締めにかかります。スプリンクラー万能のように（スプリンクラーがあったかなかったかがポイント化されてます）評価する、すると業界が動く、当然です。業界が政治家の背を押す。法令化する、大儲け。消火より前、防火の初め、火を出すな。ここなんですがねぇ。一番看過されてるのが実はここなんですよきっと。
　震災関連死が3000人越えて、見舞金が500万円出るんだけれど、その判断基準があいまいで・・という記事です。今更何を？関連死なんて、言葉からして大曖昧ですから。どこに線引くんです？定義できないでしょう。とにかく取り敢えず金渡しとけ。行政のやりそうなことです。もう一度厳格に定義するしかないですが、そこまで度胸がありましょうかね。