柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

本質

2013-02-27 08:19:20 | Weblog
昨日2・26事件から77年ということであれこれ特集してました。どちらもNHKでしたが、一つは要人警護という警察の話。要人が大勢暗殺されましたからね。この事件の本質とは何の関係もないことでした。もう一つは9時のニュース番組、一命を取り留めた鈴木貫太郎の奥さんの肉声のテープが発見されて、それを半藤一利が解説するという構成でした。半藤さんは左寄りの歴史家として有名です、たくさん本も出ています、何を言うか期待しましたがありきたりのことだけでした。2・26事件の意義、背景、何よりあの時代の空気。もちろん本読んで知ってるだけですが、さらりと流すにはあの事件は昭和の大画期だったと思っているので、不満というか不全感と言うべきか。鈴木貫太郎が生き残ったという歴史的偶然(つまり必然ですが)にももっと触れて欲しかったのでした。トンガリ過ぎですか?
 補正予算案が参院で117対116で通るという劇的結末。安倍さんのほくそ笑むこと。この差で、このドラマでいいんですよね。民主党が数の上では第一党なんですよ参院は。自民党も民主党も単独で過半数取ってないからねじれ国会と呼んで、マスコミが面白がってた(る)んです。小泉さんの時から三期続けて衆院は単独過半数(どころか絶対安定多数)が続いてますが、衆院通っても参院通らないと、予算とかの重要法案以外は衆院に戻りません、だから参院の攻防です、だから妖怪輿石があれだけ力強いんです。で、この結果。細かい投票内容が新聞に載ります(記名投票だったんでしょうね、これだけ公表されるということは)。民主党の誰々が党議拘束に反対したからという話のようです、一票差ですからそういう犯人探しになりますわね。また民主党の仲間割れかい?面白くも何ともないことです。でも、安倍さんにはいい結果。法案が通るということが第一ですが、このドラマ仕立てがいいじゃないですか。象徴的、暗示的。いいですねぇ。
コメント
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