ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

ミャンマーに関する本(5)

2011-12-25 00:00:28 | 書評ほか書籍関係
地球の歩き方 ミャンマー 2011~2012



私の勝手な想像では、日本人でミャンマーへの旅行者の多くはこのガイドブックを参照すると思います。これしか毎年改定されるガイドブックは見当たらないので当然です。

索引まででページ数は245ページでやはり薄いですね。「地球の歩き方」は、売れている地域で儲けてそれで売れない地区の赤字を補てんしているはずで、ミャンマーなんて(ついでにお隣の「バングラデシュ」とかも。正直「バングラデシュ」編が発売されたときはかなりおどろきました)ろくすっぽ売れていないはずですから、 赤字の幅をおさえるためにそんなに厚くできないのでしょう。

だから正直、内容はかなり抑えています。ミャンマーというのは面積は日本の1.8倍あるくらいの大きな国土を持つ国なので、このガイドブックに収録されている部分は一部です。だから、ミャンマーのリピーターである程度国中を歩きまわりたいと考えている人は、ほかに情報を仕入れる必要があるでしょう。

それからアウンサンスーチーの写真が本にありません。これは言うまでもなく、本を持っている人がミャンマー政府当局に難癖をつけられないためです。同じシリーズの「チベット」にも、ダライ・ラマの写真などは(当然)ありません。もっとも情勢が変わってきたので、ダライ・ラマはともかくアウンサンスーチーの写真は数年後には掲載される可能性はあるかも。

もちろん旅行ガイドブックですから、こういった政治指導者・宗教指導者の写真などを掲載する必要はありませんが、強権国家を旅する場合はそのようなことも気を使わなければいけません。

個人的には、もっと厚くしてデータも豊富にしてほしいなと(無理なことを)考えてしまいます。ヤンゴンのページは、いくらなんでも情報量が少なすぎるんじゃないって思いました。
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