昨日、8月18日はピノ・ノワールの日ーInternational Pinot Noir Day でした
すっかり気付かず、仕事用の試飲ワインを飲んでいましたが、せっかくなので、1日遅れではありますが、ピノ・ノワールの話題をお届けします。
ピノ・ノワールのワインといえば、フランスのブルゴーニュ地方を思い浮かべる人が多いと思いますが、昨今のブルゴーニュワインは価格高騰が顕著。
エントリーレベルのワインでさえいいお値段ですので、満足いく味わいのレベルのものを選ぼうとすると、懐的にかなり厳しくなります。
そこで、他の国、産地でいいものはないかしら? ーと探すわけです。
価格だけなら、安いものはいくつも見つかります。
先日出かけた試飲会で出合ったピノ・ノワールは、価格以上にすぐれた内容でした。
左)FRITSCH PINOT NOIR EXLBERG 2018 (Austria, Wagram)
右)FRITSCH PINOT NOIR P 2016 (Austria, Wagram)
オーストリア・ニーダーエスタライヒ州ヴァグラムの生産者「フリッチ」のピノ・ノワールで、左の「ピノ・ノワール エクセルベルグ 2018」が私のイチオシ。
しっかりとしたコク、うまみがあり、おいしい
2018年と、少し年数が経っているのもよく、熟成の入り口にあるこなれた味わいになっていています。
この味わいで、参考価格3,200円(税別)はアリ!
アルコール度数12.5%、栓はスクリューキャップ。
「エクセルベルグ 2018」でも私はじゅうぶん満足しましたが、その上のクラス(右)の「ピノ・ノワール P 2016」を飲むと、うわ!でした。
エクセルベルグより濃さがあり、なめらかで、さらにこなれた熟成感があり、これは文句なくうまい!
2016年と2年古いこともありますが、こちらのブドウの樹齢は平均35年、エクセルベルグの樹齢は平均約25年と、樹の年齢でも少し差があります。
どちらもLACONビオロジック認証を取得していますが、「P」はビオディナミ認証respekt-BIODYNも取得しています。
スペックの差はありますね。
発酵はどちらも天然酵母。
「ピノ・ノワール P 2016」の参考価格は7,500円(税抜)。
そこそこいいお値段ですが、飲んだ時の満足度が高いので、ここぞという時のワインとしてオススメです。
フリッチがビオディナミを始めたのは2006年からで、現在は環境基準について厳格さを追求する団体を他のワイナリーと設立するなど、環境への関心が高い生産者です。
こういった点からも、フリッチを選ぶ価値はあると思います。
※輸入元:飯田