日本の消費者は、スパークリングワインならフランスのシャンパーニュをワンランク上に見る人が多いと思いますが、シャンパーニュもピンからキリまであるのと同じように、他の国、産地にも素晴らしいスパークリングワインがあります。
先日の試飲会で出合ったオーストリアのロゼのスパークリングワインは、いいね!と思ったひとつです。
GESELLMANN Blaufrankisch Rose Brut 2013
(Austria, Burgenland)
オーストリア南部、ブルゲンランド州の生産者ゲゼルマンがブラウフレンキッシュ100%でつくるロゼのスパークリングワインです。
ボトルの底の部分にしかワインが残っていないのでわかりにくいですが、淡~いロゼ色をしています。
泡はなめらかで、うまみが乗り、しっとりやわらかな果実のまろやかな味わいがジワジワ広がります。
余韻も長く、これはおいしい
ブラウフレンキッシュは中央ヨーロッパ周辺で多く栽培される黒ブドウ品種で、国や地域により7つの名前を持ち、ドイツではレンベルガーと呼ばれています。
なかなか興味深いブドウ品種ですが、ロゼスパークリングはあ、日本ではあまり見ないかも?
ゲゼルマンのブラウフレンキッシュは樹齢20~50年。
このロゼスパークは直接圧搾法で、ピンク色の果汁を小樽に移して発酵後、瓶内二次発酵、熟成を40カ月行なっています。
ドザージュ3.8g/l。
ヴィンテージは2013年と、なんと9年経過していますが、いまなおチャーミングな果実感があり、軽やかなフレッシュさも残っています。
参考小売価格4,800円(税抜)
同じスペックのロゼシャンパーニュだったら、価格は2倍?3倍?
実を取る人にオススメです
私なら、大勢で乾杯用に、というよりも、少人数で味わって飲みたいかな。
ひとりでボトルを抱え、ゆるゆる飲みたい、そんな気にもなりました(笑)
※輸入元:飯田
[参考]
7つの別名を持つ各国の「ブラウフレンキッシュ」ワイン飲み比べ@VieVinum
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/77d220f936c2eb6889b4086b0809ee88