新型コロナウイルス感染が落ち着いてきたヨーロッパでは、EU内や欧州内の移動、観光ができるようになってきました。
私たちが日本から行けるようになるには、もう少し先になりそうですけれどね。
今日紹介するのは、「フランスのもっとも美しい村」(Les plus beaux villages de France)のひとつ Perouges(ペルージュ)。
フランスには、「フランスの最も美しい村協会」という団体があり、そこが認定している村が150あまりあるのです。
ペルージュは、フランスのグルメ都市リヨンの約30km北東にある小さな村です。
何年か前、リヨンを訪問していた時に、ここなら短時間で行けそうと思い、30~40分ほど車を走らせて行ってきました。
お目当ては、名物菓子「Galette de Pérouges(ガレット・ド・ペルージュ)」。
小さな村ですから、適当に歩いているのに、すぐに見つけました。
Galette de Pérouges (France)
午前中のまだ早い時間でしたが、パン屋さんは早くから開いています。
ここの店のガレットは、一切れ1.5ユーロ、ホール(16切れ分)24ユーロ。
ドリンクメニューもあり、店内でも食べられるようです。
紙に包んでもらって一切れテイクアウトしました。
ここのガレットは薄く、ピザ生地に砂糖を振って焼いたような感じ。
あっという間に完食!
またまた歩いて、出合った別の店のガレットは、少しふっくらしています。
当然ここでも買いました(笑)
この店の生地は少し厚めです。
土台はレモン風味のブリオッシュ生地が多いらしく、その上に砂糖を振りかけて焼かれてるため、「ペルージュの砂糖ケーキ」(Galette au sucre de Pérouge)と呼ばれています。
店によってレシピは少しづつ違うんでしょうね。
ガレット・デ・ペルージュは、軽いお菓子なので、少食の人でも、最低2枚は食べ比べできると思いますよ。
私は紙に包んでもらってテイクアウトで食べましたが、店内で食べられるところもあります。
ガレット・デ・ペルージュの起源は1912年。
ペルージュに移り住んだ夫婦がホテル(L’hostellerie du Vieux Pérouges)を引き継ぎ、元々あったレシピを基に、妻のマリー・ルイーズさんがGalette au sucre de Pérougeを作ったとか。
L’hostellerie du Vieux Pérouges
観光シーズンであれば、このホテルのレストランやティールームは賑わっているようです。
が、私が訪問した日は、オフシーズンの平日の午前中ということもあり、営業中なのかもわからないほど静かでした。
村の中を散策しても、観光客もほとんどいなくて、ひっそり。
城壁に囲まれた、中世からの小さな静かな村の雰囲気を楽しむには、オフの時間帯を狙うのがいいかもしれません。
誰もいない石畳の道がずーっと続きます
歴史的なんとかに指定されているという古い建物ばかりで、中世にタイムスリップしたかのようでした。
いつの時代?
本当に誰もいない!
レストランはあれど、シーズンオフの午前中ですからねぇ…
そんな中で出合えた、かわいい村の住人
村の入り口には「Les plus beaux villages de France」の標識がありました。
観光局もありましたが、シーズンオフなのでクローズしていました。
村内地図がありましたが、道なりにグルグル散策していると一回りできてしまいます。
ガレットを食べ、所要時間は約30分。
本当にポツンとある村です。
周囲には何もありません。
いつ造られたものなんでしょうか?
車があれば、ペルージュ周辺をぐるりと回るのもいいかもしれません。
そもそも、車がなければ行けない村です、はい